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干し芋と焼き芋の中間のような味わい 農家が教える「自家製“半生”干し芋」レシピ

公開日:  /  更新日:

著者:こばやし なつみ

厚めにむいた残りの皮はスイートポテトや炊き込みごはんなどに活用

 皮を厚めにむく罪悪感はありません。なぜなら、それらはありがたい干し芋作りのおこぼれで、焼き菓子などに入れると非常に良い仕事をしてくれるから。長く蒸すことで、とてもやわらかく甘みも増して、使い勝手の良い状態になっているのです。すぐに使わなければ、密封できるタイプの食品用保存袋に入れて冷凍しておくと便利です。

平たくして保存袋に入れ、カードなどで袋の上から線を付けておくと小分け解凍しやすい【写真:こばやしなつみ】
平たくして保存袋に入れ、カードなどで袋の上から線を付けておくと小分け解凍しやすい【写真:こばやしなつみ】

 少量の砂糖、バター、小麦粉などでまとまりをつけてオーブンなどで焼けばスイートポテトに。私は蒸しパンやホットケーキ作りの材料にこのサツマイモの皮やリンゴ、レーズンなどを混ぜ込んで蒸したり焼いたりすることが多いです。お米を炊く時に、一緒に炊き込んでもかさ増しになる上においしいですよ。捨てずに、イモの甘みや風味を生かしたおやつ作りにぜひ活用してくださいね。

(こばやし なつみ)

こばやし なつみ

半農半フリーランスPRプランナー。2009年に大学卒業後、東京のPR会社に就職。PRプランナーとして勤務後、14年に独立。同年、茨城県・水戸の兼業農家へ嫁ぐ。16年9月に茨城県立農業大学校いばらき営農塾(野菜入門コース)を修了、同11月に第1子を出産。現在は少量多品種(年間約30~40種)の野菜を義両親と共に作り、販売する傍ら、平日は執筆、意識調査の設計・分析等の仕事もこなしている。