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日本と米国 食品用ラップの使い心地を比較 特性が違う理由とは

公開日:  /  更新日:

著者:荒木 優里

「切り取りやすさ」は日本>米国

【検証1:切り取りやすさを比較】
 日米それぞれで一般的に販売されている食品用ラップを使用します。ラップを箱から引き出して、箱に付いている刃で切り取り、その際の切り取りやすさを比較します。

日本のラップを切って2枚並べたもの(左側が切り口)【写真:荒木優里】
日本のラップを切って2枚並べたもの(左側が切り口)【写真:荒木優里】

 まずは、日本のラップです。切りたいと思ったラインでまっすぐに切ることができました。刃の切れ味が良く、力も入れずにパリッと音を立てて一瞬で切れたのが印象的です。

日本のラップの切り口【写真:荒木優里】
日本のラップの切り口【写真:荒木優里】

 カッターの刃に合わせてきれいに切れていることが分かります。切り口部分も、凹凸はなく平らなままです。

米国のラップを切って2枚並べたもの(左側が切り口)【写真:荒木優里】
米国のラップを切って2枚並べたもの(左側が切り口)【写真:荒木優里】

 続いて、米国のラップを見ていきましょう。米国のラップは切ったラインが一部斜めに大きく曲がりました。刃に沿ってまっすぐに切ることができず、端の部分は余分にラップを引き出して切ってしまうような形に。うまく切れずに少し手間取りました。

米国ラップの切り口をアップで【写真:荒木優里】
米国ラップの切り口をアップで【写真:荒木優里】

 遠くから見るとまっすぐに切れている部分もありますが、よく見てみると刃を当てて切ったというよりもちぎったような切り方に。切り口はラップが伸びたり、丸まったりと立体的な波型になっていました。