育児・家族

子どもの朝食の悩み 手早く作るコツ、食べない時の工夫

著者:Hint-Pot編集部

教えてくれた人:長谷川 直子

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子どもの朝食(写真はイメージです)【写真:写真AC】
子どもの朝食(写真はイメージです)【写真:写真AC】

朝食をなかなか食べられない子、急に食べなくなった子 どう対処?

――子どもがなかなか朝食を食べられないということもありますね。
「起きてすぐだと、どうしても食べられないお子さんは、軽くストレッチをする、ゴミ捨てや玄関掃除をするなどで体を動かしたり、朝学習でドリル1ページを解いてみるなど、時間に余裕を持って起き、少し脳や体を動かしてから食べる工夫をしてみましょう。献立は、食べやすいものが一番です。朝食というとごはんかパンのイメージですが、麺類なら食べられるというお子さんには、そうめんやうどんなどでも。または、シリアルでもOKです。ただし、砂糖やチョコレート味のもの食べさせてしまうと、シリアル以外は食べなくなってしまうことがあるので、まずはプレーンのシリアルから試してみましょう。朝ごはんを食べるという習慣を身につけることが大切だと思います」

――食べやすい主食に、ほかの食材をプラスしていくのが良さそうですね。
「そうです。とにかく炭水化物だけにならないことです。たとえば、麺類なら野菜や卵、肉などを加えたり、シリアルも牛乳やヨーグルト、フルーツなども一緒に食べるようにしましょう。おにぎりなら食べるというお子さんには、魚フレークを混ぜたり、コーン入り炊き込みご飯、混ぜご飯など、ご飯全体に味がついている方が食べやすいです。パンも、サンドイッチ用のパンにスライスチーズやカニカマをラップを使って巻き、しばらく置いて形が整ってから、食べやすい大きさに切って出すと、小さな子も食べやすいです。品数や量が多いと食べられないというようであれば、チーズトーストとスムージーなども良いですね」

――いつもは朝食を食べるのに、急に子どもが食べなくなったという悩みも聞きます。
「急に食べなくなった。起きてからボーっとしていて、朝食が進まない。といったことは我が家でもよくあります。そんな時には、前日の寝る時間が遅くなかったか。夕食の時間が普段より遅くなかったか。夕食に食べ過ぎなかったか。夕食の内容は揚げ物など、消化に時間のかかる内容ではなかったか。寝る前に何か食べていないか……。など、前日の夜の様子を思い返してみると良いです」

――長谷川さん自身、2人のお子さんとの朝食の時間はどのように過ごしていますか?
「ゆっくりと、一緒に朝食をとることが理想ですが、出勤の準備や家事などで、そうもいかないことが多々あります。朝は、親も時間がなくバタバタとして、その雰囲気を子どもも感じ、なかなか食べない。食卓にひとり残されてしまうと、ますます食べない……といったことがよくあります。たとえば、コーヒーを一杯飲むときでも、子どもの近くで食べる様子を見ながら飲む。私の場合は、洗濯物や出勤の準備をしながらでも『パン食べてる?』『牛乳飲んだ?』など『離れているけど、気に掛けてるからね!』という気持ちで声をかけるようにしています」

――雰囲気やコミュニケーションも大切ですね。
「子どもの朝食は、まず食べる習慣を身につけることが大切です。多少、バランスが整っていない朝食でも、子どもが食べる習慣を身につけ、そこから少しずつ、食べられる食品を増やしていくと良いでしょう。毎日のことですので、親の負担にならないように、子どものプレッシャーにならないように、というのも大事です。お互いが無理なく続けられる方法を見つけていきましょう」

(Hint-Pot編集部)

長谷川 直子(はせがわ・なおこ)


管理栄養士、公認スポーツ栄養士。09年から新潟を拠点にサッカーのアルビレックス新潟・栄養アドバイザーとして、選手、家族向け栄養セミナーの実施、メニュー作成や調整、個別の食事相談などをこなす。そのほか小中学校での食育講演会、新聞・雑誌の監修やラジオ出演など多彩に活躍。2児の母として自らの育児の経験を生かした食のアドバイスにも定評がある。