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IHヒーターで作る専用調理レシピ2選 特徴を生かしておいしく作るコツとは

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

火加減や手順も白米と同じ要領で作る「五目炊き込みごはん」

IHヒーターでの炊飯を覚えておくと便利。五目炊き込みごはん【写真提供:世界文化社】
IHヒーターでの炊飯を覚えておくと便利。五目炊き込みごはん【写真提供:世界文化社】

 2品目は「五目炊き込みごはん」。最近のIHヒーターはオートメニューもありますが、押さえておくべき“基本のキ”が詰まっています。ボタン操作で火加減が調整できるから失敗しにくい!

○五目炊き込みごはん

【材料】(3~4人分)
A:具材
干しシイタケ  中サイズで1~2枚(10g)
ニンジン    1/3本(40g)
ゴボウ     1/4本(40g)
こんにゃく   1/4枚(40g)
油揚げ     小1/2(40g)

米       2合(300g)

B:だし汁
だし      370ml(こぶだしに椎茸の戻し汁を加える)
しょうゆ(あれば薄口) 大さじ1弱
みりん     小さじ2
酒       小さじ2
塩       小さじ1/2
※シイタケの戻し汁の量は好みだが、だし全体の1/3以内にとどめたほうがおいしい。

【作り方】
<下ごしらえ>
1. 油揚げは両面に熱湯を回しかけ粗みじん切り、ニンジンも同じような粗みじんに切る。ゴボウはささがきにして水にさらす。干しシイタケは水に浸けて戻し、2cm長さに切る。こんにゃくも同様に2cm長さに薄切りにする

<IH調理(火加減を調整して炊く)>
2. 米は炊く30分前に洗ってザルにあげておく。鍋(口径18cm/底径12cm)に米とBを入れて、上に具材をのせて中火器にかけ、ゆっくりと沸騰させる
3. 沸騰したら、箸で鍋の底に箸先を当ててよく混ぜる
4. フタをして再び沸騰してきたら弱火にして、約12~15分、水が引くまで炊く。火を止めてそのまま約10分蒸らし、その後軽く全体を混ぜほぐす

 IHヒーターはガスと加熱方法が異なるので、調理レシピも異なるのは当然のこと。IHヒーターを使っている人は、IHヒーター用のレシピに基づいて料理すると、グッとおいしくなるはずですよ。

◇脇雅代(わき・まさよ)
料理家。東京都生まれ。1977年に渡仏し、ル・コルドン・ブルーやマキシム・ド・パリなどで学ぶ。1984年に帰国、服部栄養専門学校国際部ディレクターとして活躍。1991年より「脇雅代料理教室」を主宰。和洋中とジャンルも幅広く、家庭で作りやすいレシピが好評を博す。一方でIHクッキングヒーターや低温調理器の使いこなしをわかりやすく提案し、家庭料理にも調理科学に基づく考え方の必要性を提唱する。そのバックボーンからIH用調理道具を貝印株式会社と共同開発し、2008年よりo.e.cシリーズとして展開している。

「いちばん親切でおいしいIHクッキング・レシピ」【画像提供:世界文化社】
「いちばん親切でおいしいIHクッキング・レシピ」【画像提供:世界文化社】

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(Hint-Pot編集部)