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からだ・美容

効果的な白湯のとり方 電気ポットやレンジで温めてもOK? お湯との違いとは

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

白湯を飲むなら朝 お腹がじんわり温まる程度に

 白湯を飲むタイミングとしては、朝が良いでしょう。朝一番の白湯は優しく胃腸を目覚めさせ、一日を元気にスタートする力を与えてくれます。お腹がじんわり温まる程度の量を飲むのが良いでしょう。また、胃腸の不調があるときなどは、日中の水分補給に白湯を少しずつとることをおすすめします。

 白湯が体に良いからといってガブガブと大量に飲むのは、かえって胃腸に負担をかけて逆効果になることもあります。人によって適量は変わるため、厳密にどれくらいの量を飲むのが良いとは言えませんが、一気に飲むのではなく、ひと口ずつ飲めば飲みすぎは防げるでしょう。

 何も入っていない白湯を飲むことで、胃腸に刺激や負担をかけずに体を優しく整えることができます。味がしない白湯を飲むのが苦手ということで、ハチミツやレモン、ショウガなどが入った白湯を見かけることもありますが、白湯の効果を考えるとあまり意味がないかもしれません。

 火にかけてじっくり煮立たせた白湯はとてもまろやかで、心も体もほっと和ませてくれます。毎日続けることで、体にうれしい変化が現れることが期待できるでしょう。

◇久保奈穂実(くぼ・なおみ)
女子美術大学造形科卒業。国際中医薬膳管理師。漢方アドバイザー。漢方薬に助けられた経験から興味を持ち、イスクラ中医薬研修塾にて中医学を学ぶ。漢方専門店&中医学の学び舎「成城漢方たまり」(東京都世田谷区)で、年間約2000人の漢方相談や薬膳講師を行う。SNS上で、養生知識や簡単薬膳レシピも発信。

【画像提供:世界文化社】
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(Hint-Pot編集部)