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増えるセルフレジ 導入の現状と利用実態 対面とセルフどちらを使う?
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近年、キャッシュレス化が進み、コロナ禍でできるだけ人と接触しない暮らし方がさらに広がりました。スーパーマーケットやコンビニエンスストアでは非接触型の「セルフレジ」の導入が進んでいます。しかし、対面型のレジが混み合いをみせる一方で、セルフレジは空いている……そんな状況を目にすることもあります。そこで、セルフレジの使用実態についてアンケート調査を実施。その結果をもとに、セルフレジ導入の現状について、関東地方を中心に展開するスーパーマーケットの担当者に伺いました。
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生活圏にセルフレジ 約94%が使用経験「ある」と回答 使用理由としてもっとも多いのは?
アンケートは2023年6月5日、全国の10代から60代以上のYahoo!JAPANユーザーの男女2000人を対象に実施されました。
まず、「あなたの生活圏内にあるコンビニやスーパーに『セルフレジ』はありますか?」の問いには、93.5%が「ある」と回答。セルフレジは、もはや珍しい存在ではないことがわかりました。
実際に、セルフレジをどの程度使用しているのでしょうか。
「コンビニやスーパーで『セルフレジ』があれば、使用しますか?」との問いに、「いつも使用する」と答えた人は32.6%、「たまに使用する」と答えた人は47.6%で、80%を超える人がセルフレジを使用していることがわかりました。逆に「ほぼ使用しない」と答えた人は12.4%、「まったく使用しない」と答えた人は7.4%となり、約20%の人は日常的にセルフレジを使用していないようです。
では、セルフレジを使用する理由はなんなのでしょうか。
使用理由としてもっとも多かったのは「空いているから」(56.1%)で、次いで「便利・簡単だから」(40.2%)、「自分のペースで会計したいから」(32.3%)、「レジ係の人とコミュニケーションを取りたくないから」(10.6%)と続いています。
また、自由回答に寄せられた理由には「1点だけの購入で申し訳ないから」「お店の人が楽できるから」といった店側への配慮や、「セルフレジしかないから」「列に並ぶのが億劫だから」などの仕方ないといった声、さらに「楽しいから」「子どもが喜ぶから」「やってみたいから」などアトラクション的な要素を感じているという声もありました。