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増えるセルフレジ 導入の現状と利用実態 対面とセルフどちらを使う?
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スーパー側のセルフレジ導入の目的 その効果とは
導入が進むセルフレジの現状について、スーパーマーケット「オーケー」を展開するオーケー株式会社の担当者に伺いました。
――セルフレジを導入するようになったきっかけや、現在の導入率を教えてください。
「レジ係の業務の負担を軽減するため、そして人員不足の対策のために導入しました。フルセルフレジは全店のうち、約10%の店舗で導入しています。すべての店舗に導入しているのではなく、店舗の特性に応じて導入していますので、目標値はとくに定められていないのが現状です」
――セルフレジによってお客さん側はどんなメリットを感じていると思いますか?
「主にランチタイムでの利用時など、購入点数が少ないお客様にとっては大変便利にご利用いただいております。クレジットカードや電子マネー、スマートフォン決済などのキャッシュレス決済については、すでにセルフレジへ導入済みです」
さらに、東京都立川市に本社をかまえ、関東南部を中心に大手スーパーマーケット「いなげや」を展開する株式会社いなげやの広報担当者にも伺いました。
――セルフレジを導入するようになったきっかけや、現在の導入率について教えてください。
「レジレス化に向けての研究過程のひとつととらえて導入しています。現在、いなげやは全133店舗中、2店舗でセルフレジを導入しています」
――セルフレジを導入することで得られるメリットには、どんなことがあると想定しているのでしょうか。
「企業側としましては、レジ係の人員削減によるコスト減が主なメリットだと考えています。お客様側のメリットとしましては、精算を待っている時間の解消や、ご自身のタイミングで精算できることが考えられます。ただ、実際に利用したお客様からは『慣れるまでに時間がかかる』『高齢者には負担になっている』などのご意見も寄せられています」
※この記事は、「Hint-Pot」とYahoo!ニュースによる共同連携企画です。
スーパーマーケット「オーケー」を1都3県に144店舗(2023年6月現在)展開する企業で、本社は神奈川県横浜市西区にある。現金払いの場合、食料品(酒類を除く)が本体価格の103分の3(3%相当額)割引などが受けられる「オーケークラブ」を2006年11月に発足し、今年3月には会員数が677万人を突破。TBSラジオの「スーパー総選挙」では4年連続で1位を獲得している。
東京都を中心に埼玉県、神奈川県、千葉県でスーパーマーケット「いなげや」を展開する企業。本社は東京都立川市で、1900(明治33)年創業の老舗。2023年現在、店舗数は133とスーパーマーケット大手チェーン店でもある。
(Hint-Pot編集部)