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からだ・美容

くびれ作りに必要なのはお腹を伸ばすこと 立ったまま行う簡単エクササイズ

公開日:  /  更新日:

著者:滝沢 ななえ

元バレーボール選手の滝沢ななえさん。現在はパーソナルトレーナー【写真:荒川祐史】
元バレーボール選手の滝沢ななえさん。現在はパーソナルトレーナー【写真:荒川祐史】

 猛暑日が続き、家の中でも運動する気にならない……という方も多いでしょう。そこで今回は、手軽で楽なのに着実に効いてくるお腹痩せエクササイズを、都内で女性専用パーソナルジムを主宰するパーソナルトレーナーの滝沢ななえさんにレクチャーしていただきました。立ったまま体を伸ばすだけで、タプタプのお腹もすっきり。仕事の合間やお風呂上がりに試したくなる、簡単エクササイズです。

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座ったときに気になるお腹の脂肪 伸ばして撃退

 たとえばデスクワークのときや、カフェでお茶をしているとき、力が抜けてたるんだお腹に驚くことがありませんか?

 猫背や、首が前に出た“スマホ姿勢”といった前屈み姿勢になると、肋骨と骨盤の位置が近くなり、お腹の筋肉はゆるみっぱなしの状態になります。これが癖になると一日のほとんどの時間、お腹の筋肉を使わず過ごすことに……。これが、お腹周りがだぶつく大きな要因になります。

 前屈み姿勢になりがちな方にぜひやってほしいのは、たるんだお腹を「伸ばす」こと。つぶれて縮んだ筋肉を伸ばして適切な長さに戻してあげると、引き締まったお腹やくびれ作りに効果的です。

 そこで今回、ご紹介するのが「伸ばす腹筋」です。一見ストレッチ風ですが、きちんと筋肉を使ったトレーニングでもあるという点がうれしいポイント。定番の「腹筋を縮める」という動きが苦手な人にもおすすめです。

 伸ばす腹筋の重要ポイントは、「伸ばす意識」と「息をしっかり吐く」の2つです。2種目目の「脇腹伸ばし」と3種目目の「お腹伸ばし」は、ともに骨盤と肋骨の間を引きはがすようにしっかり伸ばします。そして、このとき、ゆっくりと呼吸を続けながら姿勢をキープ。筋肉は息を吐くときに「縮もう!」と反応するので、息をしっかり吐くほど、筋肉の伸びを強く感じられますよ。