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からだ・美容

たくましい腕を卒業! 手軽なストレッチと軽い筋トレでほっそりした二の腕に

公開日:  /  更新日:

著者:滝沢 ななえ

元バレーボール選手の滝沢ななえさん。現在はパーソナルトレーナー【写真:荒川祐史】
元バレーボール選手の滝沢ななえさん。現在はパーソナルトレーナー【写真:荒川祐史】

 年々、脂肪が溜まり続けていく気がする部位といえば二の腕。ガッツリつかめるほど太くなったタプタプの二の腕を揉んでは、「このお肉がなくならないかな……」とため息をつきたくなりますよね。そこで、血流をアップさせながら二の腕をすっきりさせるストレッチ&筋トレを、都内で女性パーソナルジムを経営するトレーナーの滝沢ななえさんに教えていただきました。

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脂肪を落として血流をアップさせることで二の腕痩せに

 二の腕痩せの定番トレーニングといえば、腕立て伏せやダンベルを使った筋トレ。でも、多くの女性には腕立て伏せができるほどの筋力がありません。また、ダンベルを使った筋トレは「面倒くさい」「重くてつらい」という理由で、なかなか継続できないのが現実です。

 とくに二の腕痩せが目的の人は、最初から無理をして、重たいダンベルを使うトレーニングをしなくても良いと思います。なぜなら、重りを使って二の腕を鍛えると脂肪が残ったまま筋肉が肥大化。見た目はますます、たくましい腕になってしまうかもしれません。

 ですから、「脂肪を削ってシュッとしたい」「引き締めたい」という方は、ハードな筋トレで筋肉を大きくするよりも、脂肪を削りつつ「血流をアップ」させることが最優先。きつい筋トレをする必要はありません。

 実は、多くの女性は、脂肪が溜まっている二の腕の裏側をうまく使えていません。二の腕の裏側が使われるのは、腕の位置が体よりも後ろの位置に来たとき、そして肘がピーンと伸びたときです。ところが、このような動作を行う瞬間は、生活のなかでめったにありません。むしろ、肘が曲がった状態で、体の前で手を動かすことがほとんどです。

 さらに、頭や肩の位置が前に出てしまう巻き肩や猫背姿勢が癖になっている人は、常に腕の位置が体よりも前にあります。そのため、体を意識的に使わないと、二の腕の裏側の筋肉はいつまでも使われないのです。

 脂肪は使われない部位にどんどん蓄積していきます。二の腕をシュッと引き締めたいのであれば、二の腕の裏側を使いやすい位置に戻し、使ってあげることが最初のステップ。そしてどんどん血流をめぐらせましょう。