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お弁当にふわふわな卵焼きを入れたい! ひと手間で劇的にやわらかくなる方法 試してみた
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秋は行楽や子どもの遠足、運動会など、お弁当を作る機会が増える季節。卵焼きは代表的なお弁当のおかずのひとつですが、食べる頃には焼きたてのふわふわ感がなくなってしまうのが残念です。そこで今回は、冷めてもやわらかさをキープできると噂の「炭酸水を入れる方法」を検証。2つの手順で卵焼きを作り、焼きたてのやわらかさと厚み、そして3時間後の食感の変化を検証してみました。
◇ ◇ ◇
炭酸水を焼く直前の卵液に入れる方法
今回は炭酸水を使った裏ワザを2つの手順で検証します。ひとつは、作った卵液にあとから炭酸水を加えて焼く方法。もうひとつは、調味料と炭酸水を同時に入れた卵液を作って焼く方法です。
【材料】
卵(Mサイズ) 2個
砂糖(今回はきび糖を使用) 小さじ1
塩 ひとつまみ
炭酸水(今回は強炭酸水を使用) 大さじ1
まずは、作った卵液にあとから炭酸水を加える方法を検証します。
【手順1】
1. ボウルに炭酸水以外の材料を混ぜて卵液を作る
2. 焼く直前に、卵液に炭酸水を加える。入れると卵液がシュワシュワと音をたてて白っぽい色に変化。炭酸ガスが抜けないように軽く混ぜ合わせる
3. 炭酸水を混ぜたらすぐに、薄く油を引いた卵焼き器に流し入れる。すると、卵に細かい気泡と穴ができる。卵液を3回に分けて流し入れ、卵焼きを完成させる。
完成した卵焼きに触わると、皿の上にあけたプリンのようにプルプルしています。味はいつも通りの甘い卵焼きで、食感は想像以上にふわふわです。
断面を確認してみると、細かな穴があるのがわかります。これは、炭酸水に含まれる二酸化炭素の気泡。卵焼きに無数の穴が開くことでスポンジ状になり、食感がふわふわになっています。この手順で大切なのは、炭酸水を入れたら混ぜすぎないこと。なるべく気泡を残すのがポイントです。
定規で厚みを計測すると、結果は2.3センチ。口当たりがふわふわなので、もっと厚みがあるような気がしましたが、見た目に通常の卵焼きとの違いはほとんどありません。
この卵焼きを冷蔵庫に入れて3時間置き、食感を確かめてみました。プルプル感はなくなっているものの、食べるととてもやわらかく、お弁当でもふわふわの食感が楽しめそうです。