きちんと整理整頓したいけれど、片づけが苦手な人は少なくありません。きれいにしまったはずなのに、気づいたら散らかっている……ということも。涼しくなってきたこの時期は、夏物から秋冬物への衣替えを「うまく整理できない」人も多いのではないでしょうか。そこで、片づけが苦手な人こそ実践しやすい「衣替え攻略方法」を、基本の4つのステップで紹介します。

　◇　◇　◇

基本のステップ4つ「出す・分ける・しまう・手放す」でクリアする

　片づけが苦手な人にとって、悩ましい衣替えの季節が到来しました。一度にやるのが面倒で少しずつ出し入れしていると、ぐちゃぐちゃになってしまいがち。しかも、次のシーズンに「お気に入りが見つからない！」となったり、違う季節の服のなかから発掘されたり、どこになんの服があるのか、わかりにくくなってしまいます。

　そうした失敗を回避するために、整理整頓の基本「出す・分ける・しまう・手放す」の4つのステップで衣替えを攻略していきましょう。

【準備するもの】
特大レジャーバッグ　4つ（100円ショップで購入できるファスナー付きのもの。服が多い場合などは、余分に用意するとスムーズに）
ゴミ袋
付箋
ペン

　このほか、行う前の準備として、作業スペースの確保も忘れずに。衣類を出し入れするタンスやクローゼットの前、収納スペースのそばは出したものを広げられるように、ある程度のスペースを確保しましょう。しかし「作業スペース確保のために片づける」となるとはかどらないので、「出して広げられればOK」くらいの感覚で。

「ステップ1　出す」は、とにかくすべてを出すことに全集中！

　準備が整ったところで、ステップ1～3を進めていきましょう。まずはステップ1の衣類を「出す」ことから始めます。

○出す
1. これから着る秋冬物の服を収納タンスなどから出し、そのままレジャーバッグひとつにどんどん入れる。出したらそのままバッグへ放り込む感覚で
2. 片づける夏物をタンスなどから出し、床の上に全部出す

　引き出しを一段ずつ丁寧に片づける方法もありますが、どこまで終わったか忘れて混乱したり、途中で「もういいかな」と心折れたりすることもあり、苦手な人ほど片づけが終わらない原因になります。この段階では「とりあえず、すべて出す」だけに集中するのがおすすめです。