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市原隼人さん、大人になっても探し続けた思い出の給食メニューは? 「味は似ているけれど、なにか違う」

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著者:Hint-Pot編集部/クロスメディアチーム・水沼 一夫

極寒の函館ロケ イカ、ハンバーガー、塩ラーメン…ご当地グルメがずらり

次seasonは北海道でのロケも(c)2023「おいしい給食」製作委員会
次seasonは北海道でのロケも(c)2023「おいしい給食」製作委員会

 台本が届いたときは、すぐに読み始めることはできなかったそうです。

「いただいた台本をすぐには読めませんでした。原作もないオリジナル作品で、僕の中ですごく思い入れのある作品なので、ほかの作品の役が入ってないときに読みたいと思って、しばらく読めませんでした」

 いざページをめくると、「ついつい読みながら笑顔になってしまう」ほど引き込まれましたが、一方で、求められることのハードルの高さを感じ、悩みは増したといいます。

「全て読み終わったときに、またあのハードな日々を自分でやり遂げられるのかと。このseason3を迎える喜びを味わいながらもどう向き合っていけばよいのか分からないぐらい、本当にプレッシャーにつぶされそうになっていました」

 物語は22年公開の「劇場版 おいしい給食 卒業」のラストから続く形で、甘利田が函館に転勤した後を描いています。実際の撮影も函館で行われました。

 季節は冬でした。

「今までのシリーズは季節が夏だったんです。40度超えの中、走り回ったり、給食を食べたりしていた作品が急に冬になるわけです。撮影作業を考慮し、そこまで雪が積もった時期ではなかったのですが、極寒の中で撮るおいしい給食、新たなライバル、新たなヒロイン、新たな環境……。もう全て相まって、お客様に新たな甘利田先生を楽しんでいただける作品になったと思います」

 函館ロケでは約1週間滞在し、街の魅力にどっぷりと漬かったそうです。函館について、「開放的で空が広いなというイメージがあります」と語った市原さん。名物のイカのほかにも、ハンバーガー、塩ラーメンなど、ご当地グルメが充実している場所です。ロケ中も函館ならではの食事を楽しみました。「食べ物が全部おいしいんですよ。本当に、本当においしいんです(笑)。現場の近くにあったすし屋でいただいたすしが人生で一番おいしかったです」と、新鮮な魚介に舌鼓を打ちました。

 ドラマでは給食を食べる際に、クラス全員で校歌を歌ってから食事を始めます。そのとき、市原さん演じる甘利田は、給食が待ちきれずに踊り出すコミカルな一面を持ち合わせています。

 市原さんの動きは着席しているとは思えないほどキレッキレ。視聴者からも人気の高いシーンの一つです。「給食前に踊るダンスは、北海道ならではのちょっとしたしぐさを入れたりしています」と、ここでも地元ならではの要素を取り入れたそうです。いったい、どんなダンスなのか気になりますね。