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世界で愛される日本の「ポッキー」「プリッツ」 意外と知らないポイントや海外で人気のワケ

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

30の国と地域で販売 同じ商品でもエリアによって味が違う!?

フレーバーが多いという中国の「ポッキー」。これでも一部【画像提供:江崎グリコ】
フレーバーが多いという中国の「ポッキー」。これでも一部【画像提供:江崎グリコ】

「ポッキー」は赤いパッケージが印象的な「ポッキーチョコレート」をはじめ、果肉たっぷりのイチゴクリームの甘酸っぱさが特徴の「つぶつぶいちごポッキー」や、この秋に新発売のフレーバーでカカオが濃く、大人の味わいの「ポッキー カカオ60%」など。「プリッツ」は定番の「プリッツ<旨サラダ>」「トマトプリッツ」に加え、甘じょっぱい「プリッツ<ロースト 塩バター>」といった、さまざまなフレーバーがあります。

 国内でも、地域限定フレーバーや各地の名産品を使った「地元ポッキー」など、その土地でしか買えない「ポッキー」や「プリッツ」は、お土産として人気です。さらに日本のみならず、30の国と地域で販売されている「ポッキー」と「プリッツ」は、エリアごとのフレーバーもたくさんあるそう。

「国や地域によって文化や販売手法が異なりますし、好まれるフレーバーも違います。とくに中国は種類が多いなど、エリアごとの特色の差は大きいですね」と川端さんは言います。

 こうした海外で販売されている「ポッキー」や「プリッツ」は、その地域で製造されているものも。そのため同じ「ポッキーチョコレート」でも、エリアごとに少しずつ味が違うのだとか。「気候や、現地で調達できる原料の違いもあります」と、槌田さんが明かしてくれました。

「東南アジアなど暑い地域ではチョコレートが溶けやすいため、日本のものより融点の高いチョコレートに。そのほか、たとえば『ポッキー』だけでなく『プリッツ』もですが、プレッツェル部分の原料となる小麦粉だけでなく、それ以外の原料によっても味が多少は変化します。ブランドの品質は保ちつつ、エリアの環境に合わせて作られているんです」

 自国で「ポッキー」が売られているのに、「日本の『ポッキー』が自分好みの味」と、来日時に“大人買い”する外国人も。海外旅行でお土産を選ぶとき、自国でも買えるお菓子は避けがちですが、現地に売っているものを買って味比べをするのも楽しいかもしれませんね。