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「サンタじゃなくて俺に言え」 コワモテな父に呼び出され、正座で聞いた言葉に驚き 忘れもしない中1のクリスマス
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白黒はっきりさせない「あいまいにする愛」に感謝
現在、麦原さんは我が子へのプレゼントをどうしようか思案しています。今年は、年々成長する子どもの言葉にドキッとしたこともあったそうです。
「4歳の息子は早くも『サンタさんって本当にいるの?』と聞いてくるようになりました。私は『どうしてそう思うの?』や『サンタさんがいたらいいなぁって思う?』など息子とクリスマスについてよく話しています。両親が私にしてくれたように、子どもの思いや気持ちに寄り添いながら自分自身もクリスマスを楽しみたいと思っています。親になり、子どもの喜ぶ姿がこんなにも自分の力になることを知りました。もしかしたら父も、そういう思いで毎年クリスマスを迎えていたのかもしれないなと思います」
投稿は拡散され、同じような境遇の親や経験者から共感を呼びました。
「小学校で教員をしていたころ、この時期の教室で子どもたちは必ずこの話題になりました。『サンタはいるのか』問題。子どもたちは白黒はっきりさせたい様子でした。『うちは親だよ!見たよ!』と得意気に言う子や、『絶対いるよ。夜なんか見たから。』と信じている子…どちらも一歩も譲らない空気がありました。(笑)
どの子も一生懸命で、見ていてとてもほほ笑ましくかわいいなと感じました。子どものころの私も『本当のことが知りたい!』と思っていたはずです。
今回、自分の親が自分にしてくれた『あいまいにする愛』を改めて思い出しました。白黒はっきりさせるのではなく、サンタの正体はあいまいにしたまま……。おかげで今でも私にとってクリスマスは子どものころの楽しかった思い出そのものです。
投稿を見てくださった方々もきっと白黒はっきりさせるのではなく、グラデーションの中でクリスマスのすてきな思い出を持っているのではないかなと感じました」と、麦原さんは結びました。
(Hint-Pot編集部/クロスメディアチーム)