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日本のクリスマスとどこが違う? 英国とフランス 25日の過ごし方比べてみた 定番チキンは「やっぱり違う」

公開日:  /  更新日:

著者:Moyo

フランスでのメインはオイスター?

 続いて、フランスのクリスマスを紹介しましょう。私は昨年、初めてフランスでのクリスマスを経験しましたが、隣の国なのに英国とはまた事情が違って、とても驚きました。

 まずなによりも、大きなクリスマスマーケットがあちこちの地域で開かれていること。ホットワインやクレープ、ワッフルを売っているお店からギフトショップまで、いろいろなお店が軒を連ねているので、ついつい何度も足を運びたくなってしまいます。

 そして、肝心のクリスマス料理もまったく違います。私が経験したのはドイツやスイスに接しているアルザス地方のクリスマスなので、フランスのほかの地域とはまた少し食事情が変わってくるかもしれませんが、参考までに。

・スターター:オイスター、エスカルゴ、フォアグラなど
・メイン:ローストターキーやシュークルートなど
・サイド:ブレッド、チーズ(マンステール)、キャロット・ラペなど
・デザート:ブッシュドノエルなどのケーキ

フランスのクリスマスマーケットで見かけるオイスターバー【写真:Moyo】
フランスのクリスマスマーケットで見かけるオイスターバー【写真:Moyo】

 最初から最後まで、すべてがメイン料理じゃないのかと思うほどボリュームいっぱいの内容、そしてシーフードが入ってくるのが特徴かもしれません。前述したクリスマスマーケットでもオイスターバーをよく見かけるので、その根強い人気ぶりがうかがえます。

 そんなグルメなフランス人に、日本のクリスマス料理の定番はKFCなんだと伝えてみると「KFCが人気なのはわかるけど、クリスマスにはやっぱり違う」と一蹴されてしまいました。やはりクリスマスにはこれ! という食へのこだわりが強いようです。

 どれもこれもおいしくて、つい調子に乗っていろいろと食べてしまい、胃薬を飲むことになってしまうのはお約束です。今年は、自分のお腹と相談しながら楽しみたいと思います。