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日本のクリスマスとどこが違う? 英国とフランス 25日の過ごし方比べてみた 定番チキンは「やっぱり違う」
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クリスマスギフトへの意外な配慮
子どもだけでなく、大人同士でも、みんなが贈り合うクリスマスギフト。思いがけないものをもらったり、自分が希望していたものがもらえたりしたらうれしいですよね。
ですが、衣類をもらってもサイズが合わなかったり、テイストがちょっと違ったりということも。クリスマス時期にはギフトレシートが同梱されるほか、返品可能期間が延長されます。
ギフトレシートとは、受け取ったプレゼントがそのお店で購入されたことを証明するレシートで、持参すれば交換が可能になります。最初はその存在を知らなかったので、お店で「ギフトレシートを入れておきますか?」と聞かれたときに、普通のレシートと何が違うのかと疑問に思ってしまいました。
基本的に値段などは書かれていないので、安心して入れておけるのも合理的でうれしいポイント。一種のマナーになっているのも、おもしろい文化だと思います。お店によって返品・交換ポリシーが違うので、ぜひ確認してみてください。
クリスマスが過ぎたあとのお正月は?
英国やフランスでは、家族で団らんすることが多いクリスマス。その代わり、年末年始やカウントダウンは恋人や友人と楽しく、わいわいと過ごすのが一般的です。
両国とも盛大な花火で1月1日へのカウントダウンをし、新年をお祝いしたのちは、2日からさっそく仕事が始まります。つまり、クリスマスが過ぎると一気にお休みムードが終わり、平常運転へ。日本に比べて、ホリデーからの切り替わりが早いのです。
日本でおなじみの、三が日をゆっくりのんびり過ごして、徐々にエンジンをかけていくというスロームードが恋しくなります。
日本でのクリスマスやお正月の過ごし方とだいぶ違うと思いますが、みなさんはどちらのほうがお好みでしょうか。
今年はこの連載を通して、外から見る日本の姿を改めて整理でき、発見することが多くありました。読者のみなさんに、少しでも新たな視点をお届けできていたら幸いです。
素敵なクリスマスと良いお年をお迎えください!
(Moyo)
Moyo(モヨ)
新卒採用で日本の出版社に入社するも、心身ともに疲弊し20代後半にノープランで退職。それまでの海外経験は数度の旅行程度だったが、イギリスへ語学留学ののち移住した。そのまま、あれよあれよと7年の月日が経ち、現在はフランスに在住。ライター、エディター、翻訳家、コンサルタントとして活動している。最近ようやくチーズのおいしさに少し目覚める。