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「日本のお弁当は本当によくできている」 山田邦子さんが楽屋弁当に感じる進化
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「体のことをよく考えたヘルシーなお弁当」 進化している楽屋弁当
具体的な楽屋弁当の店名が出たところで、山田さんがおいしいと思うお弁当について聞いてみました。
「いまや定番になっていますけど、欧風カレーのオーベルジーヌは40年前にはなかったですね。それまでも四谷に店があったから、よく食べに行っていました。それが20年前くらいからかな、お弁当で出るようになったのは。
冷めてもおいしくて、よくできていますよね。時間がなくて食べ切れなくても、持ち帰って続きが食べられるから。ジャガイモが別についているのも、うれしいです。
あとは昔から、男性スタッフに人気なのがトンカツのまい泉。お弁当もおいしいけど、カツサンドが秀逸ですよ。エビカツとかもあるけど、やっぱり定番のカツサンドに戻っちゃう(笑)。
支度しながら、メイクしながら、台本読みながらササッと食べられるところとか、すごく気が利いているし、“よくぞここに、たどり着いてくれた”って思います。
それと駅弁としてもよく食べるのが、崎陽軒。シウマイ弁当もいいけど、私はチャーハンが入っているのが一番好きなの。新幹線だと東京駅で買って、横浜に着く頃には食べ終わってる(笑)。楽しみで、すぐ開けちゃうんですよね」
長年の間には種類が増えたほか、楽屋弁当も進化してきました。山田さんも日々の食事として接するなか、お弁当の変化を感じるといいます。
「最近は野菜中心で、ごはんも五穀米など、体のことをよく考えたヘルシーなお弁当が増えました。お弁当が中心で野菜不足になるのは仕方ないって思ってきましたし、私を含めて家の食事はそれを補うため、野菜中心にする芸能人はかなり多いと思います。
それが今では、アホウドリやウィッカ、旬八青果店など、野菜をたっぷり使って、彩りもきれい。いろんなおかずが少しずつ入った、女性が喜ぶようなタイプのお弁当が、本当に多くなりましたよね」
こうした主に楽屋弁当として知られているものは、数がまとまらないと注文できないケースもありますが、店頭のほか予約販売などで購入可能です。山田さんは視聴者など、一般の人にも「食べてみてほしい」と語ります。
「本当によく工夫された、おいしいお弁当。“芸能人は、こういうものを食べているんだ”とか“憧れのあの人も、同じものを食べているかも”と考えて、味わってみるのもいいと思うんですよ。
それに私たちもそうですけど、人が集まって『これ、おいしい』とか『私はこれが好き』と話しながら食べると、おいしい。『芸能人が食べているのと同じ』って、話のタネとしておもしろいし、盛り上がりそうでしょう。
お弁当屋さんがすごく考えて、いろんなアイデアが詰まった秀逸なお弁当がたくさんあります。機会があったら、ぜひ食べてみてください」
(Hint-Pot編集部・鍬田 美穂)