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日本では当たり前の通勤手当 英国で働き始めた女性が陥った落とし穴とは

公開日:  /  更新日:

著者:Moyo

リモートワークは終わったのか? 最近のトレンドは?

英国でもよく見かけた自転車通勤。現在暮らすフランスでも多い様子【写真:Moyo】
英国でもよく見かけた自転車通勤。現在暮らすフランスでも多い様子【写真:Moyo】

 日本でもリモートワークがだいぶ定着してきたのではないでしょうか。英国も、コロナ禍によりほとんどの企業がリモートワークを推奨してきましたが、感染が少し落ち着き始めた2021年後半くらいからぽつぽつと、2022年には週に最低何日かはオフィスに来るよう命令が出てきました。

 今はかなりの企業でこの命令が出ているので、一時は閑散としていたシティに活気が戻り、電車やバス、ランチ時間のレストランなども、コロナ禍前並みの忙しさに戻っていると肌で感じます。

 私が所属していた会社や友人の会社でも、まだ一部ハイブリッド勤務になっていますが、少しずつその柔軟性は失われていっていると思います。

 同僚のなかには、全面リモートワークだったコロナ禍に入社したマンチェスター在住の人が。しかし、このオフィス回帰のせいで、マンチェスターからロンドンにしっかりと週2日通うことになっていました。

 マンチェスターからの通勤時間は、高速列車を使って片道2時間以上。日本でいうと東京から名古屋の手前くらいの距離です。交通費はなんと1日約80ポンド(約1万4800円)、月640ポンド(約11万8400円)もかかっていると言っていた彼女。そろそろ転職していることを願っています。

(Moyo)

Moyo(モヨ)

新卒採用で日本の出版社に入社するも、心身ともに疲弊し20代後半にノープランで退職。それまでの海外経験は数度の旅行程度だったが、イギリスへ語学留学ののち移住した。そのまま、あれよあれよと7年の月日が経ち、現在はフランスに在住。ライター、エディター、翻訳家、コンサルタントとして活動している。最近ようやくチーズのおいしさに少し目覚める。