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家の中はカビの危険地帯だらけ! プロに聞く春から始めたいカビ対策と発生時の対処法とは
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春の訪れとともに、忍び寄ってくるカビ。本格的なカビ対策が必要になる前に、元となる汚れを一掃することで、カビの発生を防げるといわれています。そこで、カビの発生を防ぐためやっておきたい対策、梅雨に向けての継続的なケアなど、株式会社ダスキンの平野和代さんにお話を伺いました。
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カビが発生してしまう3つの要素
――お風呂場やキッチンなど、家庭でカビが発生しやすい場所はどこでしょうか?
「トイレ・浴室・台所などの水回り。押し入れやクローゼットなどの収納。たたみ、タンスや冷蔵庫、食器棚といった大きな家具の裏側。エアコン内部、布団やマットレスなどの下……と、家庭内でカビが発生しやすい場所はたくさんあるんです。
とくに台所や浴室などの水回りには、食べ物のカスや皮脂汚れなど、カビの栄養源となるものがたくさんあるため、カビが繁殖しやすくなります。また、見落としがちですが、寝具の下は寝汗や結露がつき、さらに体温で温められるため危険な場所になっています」
――カビの発生を防ぐため、春のうちにやっておくべき基本的な掃除方法について教えてください。
「季節関係なく、『20~30度の温度』『80%以上の湿度』『カビの栄養となる汚れ(食べ残しやホコリなど)』の3つの要件を満たすと、カビは発生します。温度、湿度の環境が整いやすいのが梅雨どきなので、それまでにカビ対策しておくのがおすすめです。除湿剤の交換・追加や、エアコンの掃除は早めに済ませましょう。
エアコンや浴室クリーニングを業者さんに依頼し、防カビ処理加工をしてもらい、カビが発生しにくい環境にするのもいいですね」