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家の中はカビの危険地帯だらけ! プロに聞く春から始めたいカビ対策と発生時の対処法とは

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

こまめな掃除や換気など、カビの発生を防ぐ4つのポイント

収納スペースに風を通すには、移動できるサーキュレーターの活用も(写真はイメージ)【写真:写真AC】
収納スペースに風を通すには、移動できるサーキュレーターの活用も(写真はイメージ)【写真:写真AC】

――換気や乾燥アイテムの設置、アルコール消毒など、清潔を保ってカビの発生を防ぐため、継続的にすべきケアはありますか?

「ポイントは、大きく分けて4つあります。こまめな掃除、換気、湿度を下げる、風通しのいいレイアウトにすることです」

○ポイント1:こまめに掃除
 カビはホコリや食べ物のカスなどを栄養源にして繁殖するため、こまめに掃除をして栄養源となる汚れを取り除くことでカビ予防になります。また、こびりついた落ちにくい汚れは、拭き掃除でしっかり落としましょう。

○ポイント2:換気
 換気をあまりしないと、空気の滞留が起きて、室内の温度や湿度の上昇につながり、カビが繁殖しやすい環境になってしまいます。毎日こまめに窓を開けたり、換気扇を回したりして、カビの発生を防ぎましょう。また、室内だけでなく、クローゼットや押し入れなどの収納スペースの換気も大切。定期的に扉を開け、サーキュレーターなども活用して風を通すようにしましょう。

○ポイント3:湿度を下げる
 カビにはさまざまな種類がありますが、湿度が60%以下になると、ほとんどが活動しにくくなります。除湿器やエアコンの除湿機能を使い、部屋全体を除湿するといいですね。収納部分、玄関などには除湿剤を置いたり、すのこを敷いたりするといいでしょう。

○ポイント4:風通しが良くなるレイアウトに
 いくら換気をしても、室内の家具の配置によっては風通しが悪く、湿度があまり下がりません。また、収納スペースに隙間なく物を入れてしまうと空気の逃げ場がなく、風通しが悪くなり、湿度の高い空間ができてしまいます。収納スペースは、余裕を持たせた状態で使うようにしましょう。そのほか、湿気が空気中に滞留しやすくなるため、観葉植物を置くとき、壁際は避けてください。