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認知症になった親の保険 家族であっても勝手に解約できない 事前にできる対処法とは

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部・出口 夏奈子

教えてくれた人:石澤 みぎわ

親が元気なうちに、今から準備しておくことは

 生命保険には、「保険契約者代理制度」以外にもさまざまな特約をつけることができます。本人に代わって給付金などを請求できる「指定代理請求特約」、保険解約などを代理手続きできる「契約者代理制度特約」は、いずれも無料で付帯が可能です。

 しかし、保険の内容はとても複雑で、「保険証券」や「ご契約内容の確認」の書面だけでは理解が難しいこともあります。そんなときは、保険に加入した際の担当者や保険のプロが在籍する販売店に相談してみましょう。

 何事も、起きたあとではなく、起こる前の準備が必要になります。親が元気なうちに、どんな保険に加入しているのか、支払いはいつまで続くのかなど、保険の内容や親の希望などを家族間で共有しておくことが大切です。家族間で保険加入の目的や保障内容を正しく共有し、本人や家族にとって、ベストな選択ができるよう、早い段階から備えておきましょう。

(Hint-Pot編集部・出口 夏奈子)

石澤 みぎわ(いしざわ・みぎわ)

「保険見直し本舗」(募集代理店:株式会社GOESWELL)の保険コンサルティングアドバイザー。生命保険協会認定FP(TLC)、JNDA認知症アドバイザーの資格を取得。累計約3000件の保険のプランニングを行う。