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家賃は滞納 ガスは供給停止 飲み会通いがやめられない貧困女子の実態 「誰かにぎゅーってされて寝たい」

著者:Ryo

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写真はイメージです【写真:写真AC】
写真はイメージです【写真:写真AC】

 ライターのRyoが、今を生きる女性たちの生き方に迫る連載「女子の生きざま図鑑」。5回目は、自分の生活さえままならなくなってしまうほどに“人とお酒を飲み、新たな男性と出会う”ことに依存してしまう女性・N美さん。なぜ彼女は自身の生活費を犠牲にしてまで飲み会に通う、「飲みメンカウンター依存」に陥ってしまったのか。その心のうちに迫る。

 ◇ ◇ ◇

File5:飲みメンカウンター貧困女子

 “飲みニケーション”。今では一般的に浸透したこの言葉は、お酒の席でのコミュニケーションを指す造語だ。昔から人との繋がりを深める機会として役立ってきたが、近年では働き方改革の影響もあり賛否両論の声もある。

 だが、とある調査では、20代が一番“飲みニケーション”に積極的だとする結果も出ており、若い層の“飲み”に対する意識に変化が表れているようだ。若者達にとって飲み会とは、ただ憂さを晴らしたり、慣れ合ったりするためだけの場所ではなく、人脈作りをするための場所という側面もある。私はそういった目的を持つ人達を、「飲み」の場+Encounter(出会い)を合わせ、「飲みメンカウンター」と呼んでいる。

【PROFILE】
N美・Mさん(24) 渋谷区在住
さまざまな芸能事務所やアイドルグループを転々としながら、芸能活動を続ける彼女。
生活費を稼ぐため、ラウンジ(接待型飲食店)やガールズバーなどでアルバイトをするも長くは続かず、たまに開催される“ギャラ飲み”などで何とか生計を立てている。
そんな不安定な経済事情のなかでも、飲み会に行くことをやめられない。

飲み会に必ず参加している謎の女・N美

 私がN美さんの存在を知ったのは、男友達からの飲みの誘いでのことだった。

「誰がいるの?」と聞くと、どの飲みの席でも必ず「N美」と呼ばれる女の子がいることに気が付いた。そして、知人男性達にN美について聞いてみると、みな口を揃えて「あーN美ね、よく飲むわ」と答えるのだ。

 私がN美という名前を聞いた回数から推測するに、彼女は一週間に最低4回は誰かしらと飲んでいると思われた。

「N美さんってどんな子なんだろう?」

 そんな高い頻度で24歳の女子が飲み回っているとは、同性で同じ世代の私は到底信じられなかった。そこで「N美」という存在に興味を持ったのだ。

 そして、一番の疑問だったのは、お金のこと。どうやらN美は比較的稼ぎやすいいわゆる“夜の仕事”は現在まったくしていないようだったのである。

「一体どうやって生計を立てているんだろう……」

 ますますN美への興味がますます湧き上がってきた矢先、偶然誘われた男友達のバースデーパーティーで、“本物の”彼女に出会うことができた。