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和菓子店の店主が「マジかよ!?」 アルバイト歴5か月が作った上生菓子の仕上がりに驚きの声が殺到

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

才能あふれるアルバイトのMさんが話題になった、和菓子處 吉祥庵【写真提供:黒和@和菓子處 吉祥庵 (湘デコ)(@kurokazu_45)さん】
才能あふれるアルバイトのMさんが話題になった、和菓子處 吉祥庵【写真提供:黒和@和菓子處 吉祥庵 (湘デコ)(@kurokazu_45)さん】

 伝統的な職人技が光る、繊細な上生菓子。なかでも特別な贈り物としてもぴったりな「はさみ菊」は、菊の花弁を1枚1枚、はさみで切り出します。そのため、美しく仕上げるには長い鍛錬が必要です。X(ツイッター)では、なんとアルバイト歴たった5か月で作ったとは思えない仕上がりのはさみ菊が、4.3万件もの“いいね”を集め大きな話題に。投稿した和菓子處 吉祥庵の店主・黒田和比古(黒和@和菓子處 吉祥庵 (湘デコ)/@kurokazu_45)さんと、アルバイトのMさんに詳しいお話を伺いました。

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「試しにはさみ菊を切ってみよ~」 驚きの結果に

 創業32年目の和菓子處 吉祥庵。気さくな2代目店主、黒田さんが作るインコの形をした上生菓子が大人気で、連日多くのお客さんが訪れています。

 話題のはさみ菊を作ったアルバイトのMさんは、もともとお菓子作りが好きで、和菓子作りの工程にも興味があったそう。そして、お客さんとして吉祥庵を訪れた際、その上質な味わいはもちろんのこと、店主と店主のお母さんが醸し出す和やかで親しみやすい店内の雰囲気に惚れ込み、アルバイトに応募しました。

 昨年の大みそかに働き始め、精力的に仕事に取り組んでいたというMさん。すると、黒田さんからオカメインコの冠羽の切り込みに挑戦していいと許可がもらえました。しかし、最初はハサミの角度などが分からず、羽根の根元を切ってしまったり、ゆっくりやりすぎてあんこが伸びてしまったりと四苦八苦していたといいます。

 その後、何度か丸い練り切りで練習させてもらい、商品を任せてもらえるように。そして、100羽以上切ったMさんに、黒田さんは合格点を出すと「試しにはさみ菊を切ってみよ~」と提案したそうです。

 こうしてはさみ菊に挑戦し始めたところ、Mさんは驚きの才能を見せます。なんと4個目にして、餡を包むところから、菊の花びらを切り出すところまで、ひとりでやってのけてしまったのです。しかも、アルバイト歴5か月とは思えない仕上がり。

 黒田さんが「マジかよ?! きれいに切っちゃったよ」と驚きの声を添えて、その写真をXに投稿したところ、なんと4.3万件もの“いいね”が。リプライ(返信)にも、「センスありすぎじゃない!?」「バイトでもこんなすごい技能持ってるの? 練習だけでなくて天才的なセンスなんでしょうかね」「才能……!! 見つけてしまったー!!」など、驚きの声があふれました。あまりの反応の多さに、「ひとりづつ返信できずごめんなさい」と黒田さんはいいます。