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調製豆乳と豆乳飲料の違いは何? 無調整豆乳との使い分けや分離しないためのコツとは

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

教えてくれた人:小川 静香、堀 和紀

無調整豆乳と調製豆乳の使い分けのポイントとは

 無調整豆乳と調製豆乳は、そのまま飲むだけでなく、料理などに活用することもあるでしょう。使い分けのポイントはあるのでしょうか?

「基本的には、無調整豆乳も調製豆乳も、同じように使っていただいてかまわないと思います。無調整豆乳は、原材料が大豆のみでとてもシンプルなので、料理やお菓子作りなどにも幅広く活用できます。一方、調製豆乳には砂糖や油などが含まれているので、その甘さを活かしてソイラテなどのドリンクにアレンジするのがおすすめです」

豆乳を分離させないために気をつけること

 シチューや鍋などで無調整豆乳を使うと、モロモロと分離してしまうことがあります。マルサンアイ株式会社開発統括部主任の堀和紀さんによると、分離を防ぐには「加熱の仕方」にコツがあるようです。

「豆乳にはたんぱく質が含まれているので、加熱しすぎると分離してしまいます。弱火でゆっくり温めて、沸騰させないことがポイントです。温かい液体に豆乳を混ぜるときも、火を止めてから、沸騰していない状態で豆乳を加えるほうが分離しづらくなります。コツは、温めすぎないことですね」

 加熱以外に、レモン果汁など酸味のあるものを豆乳に加えるときも分離しやすいそうなので、なめらかな状態に仕上げたい場合は気をつけましょう。

 そのまま飲んでも、ドリンクにアレンジしても、調理に使っても栄養豊富な豆乳。それぞれの種類や特徴を知りつつ、上手に日々の食卓に取り入れたいですね。

(Hint-Pot編集部)

小川 静香(おがわ・しずか)

管理栄養士・博士(医学)。日本女子大学家政学部卒業後、東北大学大学院医学系研究科運動学分野を修了。現在は、スポーツ選手や美ボディを目指す人の栄養サポートを中心に活動している。

堀 和紀(ほり・かずき)

マルサンアイ株式会社所属。開発統括部・研究室技術開発課の主任を務めている。