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実はコスパ買いは有効じゃない? 意外に知らない食用油 用途や目的別の選び方のコツとは
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ストック中の劣化に注意 考えたい買い溜めやボトルサイズ
値上がりが気になるだけに、食用油を特売のときにまとめ買いでストックするほか、コスパから大きなボトルを購入する人も多いでしょう。荒井さんによると、日清オイリオの食用油は製造工程で、できるだけ酸化を防ぐための努力がされているそう。
「当社では、酸化ブロック製法の開発やフレッシュキープボトルの採用など、おいしく長く召し上がっていただくための工夫をしています。最新情報として、当社はウルトラ酸化バリア製法を開発。この製法を取り入れた日清ヘルシークリアという新商品を販売しています」
そういった工夫がされていますが、日清オイリオが行った調査によると、家庭での揚げ物の機会は減少。適切な期間に使い切ることを考え、使用ペースに合ったボトルサイズを選ぶのも大切といいます。そのため「使い切るまで長い時間がかからないよう、小容量から大容量まで用途に応じてさまざまなサイズをご用意しています」という荒井さん。
食卓で、食事にかけるのに適した小さなボトルを見かけることも増えました。いろいろなパッケージがあるのは用途以外にも、最後までおいしくという目的があるようです。
「食生活や食シーンに合わせた容器・容量を選択いただき、最後までおいしく食べていただくことで、フードロスにもつながることを期待しています」
消費ペースが遅いのに大容量ボトルを選ぶと、使用途中で風味が落ちる可能性が。また、ストックが賞味期限切れしてしまったらフードロスだけでなく、コスパも悪いことになりかねません。気になる栄養成分や酸化のしにくさ、消費ペースなども参考に、賢くお得に食用油を選びたいですね。
(Hint-Pot編集部)