料理・グルメ

正月の食卓を彩る簡単レシピ 3分で作る「塩黒豆」と黄金衣の「豚ヒレカツ」

著者:市川 千佐子

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お正月の食卓に【写真:市川千佐子】
お正月の食卓に【写真:市川千佐子】

 令和になって初めて迎えるお正月。おせちというと、今は市販のものが充実していて便利です。家族が集まるハレの日。全部というわけにはいかないけれど1~2品ほど手作りがあると、会話も広がる食卓になりそうです。人気料理家の市川千佐子さんによるレシピ2選を紹介します。「黒豆」は「塩黒豆」にすると、作るのも簡単。アレンジ次第で甘党や辛党など好みに対応可能、大人のおつまみや子どものデザートにも活用できて余りません。豪華なヒレカツは、黄金色の衣にして、縁起の良さを演出。栗の甘露煮を添えます。

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甘党も辛党もOK 塩黒豆にするとバリエーションも広がる

 おせち料理に使う食材には、おめでたい意味や、願いがこめられています。おせちは、お正月に年神様(としがみさま)をお家にお迎えして祝う、新年の大切な料理。新しい年への願いを込めながら、縁起のよい食材をそろえれば、お正月準備も楽しくなりますね。

 まずは代表的な「黒豆」を紹介します。甘いとか甘くないなど好みも分かれるところですが、黒豆を水煮にして塩で味をつける「塩黒豆」にすると、煮る黒豆よりも簡単でバリエーションが広がります。圧力鍋でたった3分で作ります。そのままで食べると、枝豆のようなおつまみになりますが、アレンジレシピではモッツァレラチーズとスモークサーモン、イクラを合わせ、ユズの香りをきかせて、おしゃれなおつまみに仕上げます。

 諸説ありますが、おせちの「黒豆」には、まめに働き、健康に暮らせるよう願いが込められているそうです。また、黒い色には、魔よけの力があるとも言われています。家族が集まるお正月、そんな「いわれ」を会話しながら、日本の風習を大切に受け継いでいきたいものですね。子どもから、おじいちゃんおばあちゃんまで、世代を超えて楽しめる料理を紹介します。

〇圧力鍋で3分 塩黒豆

【材料】(作りやすい分量)
黒豆(乾燥)  200g
水       3カップ
塩       小さじ1

【作り方】
1、黒豆は洗って、分量の水に5時間くらいつける。圧力鍋に入れ強火にかける。沸騰して、アクが出てきたらすくい取る
2、ふたをして中火にかける。圧がかかったら、火を弱め、3分加圧する。火からおろし、圧が抜けたらふたを開け、塩を加え混ぜる

【ポイント】
 普通の鍋の場合は、アクをすくったあと、好みの固さになるまで1時間くらい茹でてください。残った「塩黒豆」は汁気を切って、保存用ポリ袋に入れ、冷凍庫で3週間くらい保存できます。

黒豆を使っておしゃれな大人向けのおつまみにアレンジ

黒豆とモッツァレラチーズのおつまみ【写真:市川千佐子】
黒豆とモッツァレラチーズのおつまみ【写真:市川千佐子】

 続いて、塩黒豆を使ったアレンジレシピを紹介します。大人向けのおつまみです。お子さま向けには、「塩黒豆」とクリームチーズ、干し柿、ナッツを合わせて、はちみつをとろーりかけてデザートにするのも良いでしょう。

〇黒豆とモッツァレラチーズのおつまみ

【材料】(5人分)
塩黒豆          大さじ山盛り3
モッツァレラチーズ    90g
スモークサーモン     60g

A オリーブオイル     小さじ2
A 塩           小さじ1/3
A ユズの絞り汁      小さじ1
A ユズの皮(すりおろし) 少々

イクラしょうゆ漬け    大さじ2

【作り方】
1、ボウルにモッツァレラチーズ、2cm幅に切ったスモークサーモン、Aを入れ混ぜる
2、汁気を切った黒豆を加え、さっと混ぜる。器に盛り、イクラをのせる

【ポイント】
 モッツァレラチーズは、ひとくちサイズのものがあれば便利です。塊の場合は1.5cm角に切って加えてください。