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スポンジの置き方を変えるだけで、キッチンはもっと清潔に 100円アイテムの“じゃない”使い方
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コーナーを活用 シンプルな作りでカビが生えにくい

水切りカゴを使っていない、脱水マット派の家庭におすすめなのが、セリアの「コーナー用シンクラック」(100円・税抜)です。
シンクの隅に置いて、スポンジをシンプルに「挟む」または「乗せる」だけで水切りできるという、非常に手軽なアイテム。使わないときはフックにかけて乾かすこともできるので、通気性を保ちやすく、カビの原因になる湿気もこもりません。
一般的なスポンジラックには吸盤式や粘着式、マグネット式などがありますが、どれもシンクに貼りつけて使います。そのため、常に湿った状態になりやすく、壁や台との密着部分に水分がたまりがちです。
一方で、この「コーナー用シンクラック」は、シンクと接する面が少なく、通気性の面でも優秀。水切りカゴを置かない家庭でも取り入れやすい、カビ対策にも効果的なアイテムです。
結束バンドとピンチで省スペースにスポンジが干せる

さまざまな100円ショップで似たタイプが取り扱われている定番アイテム、「ハンギングステンレスピンチ」(100円・税抜)もスポンジ収納に活用できます。
今回は、蛇口の根元近くに結束バンドをつけ、そこにピンチを引っかける方法で設置しています。シンプルな構造ですが、スポンジを吊るすだけで水切れが良く、カビ予防にも効果的です。
ただし、通常のスポンジラックのように、一時的に置いておくことができない点はやや不便。スポンジの固定力はあるものの、気軽にポンと置くには向いていません。
とはいえ、常にラックがあるわけではないぶん、湿気がこもりにくいというメリットもあります。ラックがないのでシンクまわりに飛び散った水滴が拭きやすく、掃除のしやすさにもつながります。
省スペース&取り外し自由な収納方法を探している方におすすめのアイデアです。
(伊藤 まき)
伊藤 まき(いとう・まき)
整理収納アドバイザー1級、クリンネスト2級。ホテル清掃員や国鉄系レストランの厨房、内装会社、デパートの搬入搬出などで経験を積み、出版社に入社したのち独立。掃除しながら片づける「整理収納のプロフェッショナル」として各種ウェブメディアで記事を手がけ、掃除本の編集ライターとしても活躍中。
インスタグラム:maki_organize