からだ・美容
冬の食べすぎをリセット! 取り入れたい“白と黒の食材” 無理なく整える季節のセルフケア
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冬に弱りやすい「腎」 “黒い食材”が助けに

食べすぎに加え、冬の寒さと更年期が重なると、体のエネルギー源である「腎」が疲れやすくなるといわれています。腎が弱ると代謝が落ち、冷え・むくみ・疲れの回復の遅さにつながることも。ここを支えてくれるのが“黒の食材”です。薬膳の考えから、3つの食材を紹介します。
○黒ゴマ
腎を養い、髪や肌の乾燥ケアを内側から支えることに役立ちます。
○黒豆
冷えに負けない体づくりを助け、冬のだるさを和らげてくれます。
○黒キクラゲ
腎を養いながらめぐりを整え、冬に落ちやすい“エネルギーづくり”を支えてくれます。
黒の食材は滋養が強いため、一度にたくさんではなく、少量をコツコツと食べていきましょう。
白で消化を整え、黒で根本のエネルギーを補うことで、冬の暴飲暴食のダメージを受けにくくなり、自分で“戻せる体”を育てることができます。
冬は「気」もめぐりも滞りがちに
もうひとつのポイントは、香りで気をめぐらせて「過食を防ぐ」ことです。
冬は、寒さや年末の気忙しさから、中医学において「気」のめぐりが滞りやすい季節と考えられています。「気」のめぐりが滞ると、ストレスが増え、イライラから食べすぎにつながることもあります。
そんなときに役立つのが、ユズやレモン、ミカンの皮(陳皮)など、香りの良い柑橘類です。紅茶にユズ皮を浮かべたり、ジャスミンティーに陳皮を加えたりすると、心地良い香りで気持ちがふっと軽くなり、食べすぎを防ぐことが期待できます。
“白の食材”で胃腸を休ませて整え、“黒の食材”で「腎」を養い、香りで「気」をめぐらせる。この3つの薬膳の知恵を、日常に取り入れてみてください。そうすれば、冬の食卓そのものがセルフケアを実践できる場になります。やさしい食養生で、体も心もすっきりとした年末年始をお迎えください。
(かみむら 佳子)
かみむら 佳子(かみむら・けいこ)
大学卒業後、ハウスメーカーの営業職にて勤務後、28歳でフードコーディネータースクールに通い、アシスタントを経て独立。35歳で第2子流産後に続いた体調不良をきっかけに、薬膳を学び始める。「あなたスタイル薬膳RKazen」を主宰し、身近な食材で手軽に養生を実践する簡単薬膳や中医学の指導、セミナーなどで活動中。