面会がOKになっても院内にウイルスを運ばないよう気を付ける点はある

　看護師の友人からは、さらに、次のようなアドバイスも。

1　面会がOKになったとしても、ウイルスの活動が収まるとされている季節（5～6月頃）までは必ずマスクをし、病院に入る前にアルコール消毒や石けんを使った手洗いを行うこと

2　余計なものを室内に持ち込まない。特に、不特定多数が触っている可能性がある、コンビニや書店・古本屋などで買ったばかりの本や雑誌、遊具といったものはNG。フラワーアレンジメントや置物なども同様

3　病院によっては規定されている場合があるが、15歳以下の子どもは連れていかないこと

4　ただし、あまりに神経質になることはない。これが大前提！（あれこれ考えすぎてしまうと、家族が疲れてしまうため）

5　面会時間が長すぎるのも、感染リスクが高まるのでNG。10分程度を目安にし、着替えを置き、洗濯物を引き取り、近況を軽く聞き取る程度で帰るのが良い

　なるほど、どれも納得のいくものばかりですが、家族が入院するということがなかったら知らなかったことばかりです。何なら、もう何年も前のことですが、2月くらいに盲腸で入院した友人に「暇そうだから」と本を持っていってしまったのですが……。いくら相手が若いとはいえ、浅はかでした。本当に。

　ほんの少しの気のゆるみが、高齢者施設でのパンデミックにつながる。そのことを、患者の家族としてきちんと考えなければいけないのだと、痛感する毎日です。

（和栗 恵）