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「ベンツのミニチュアカーみたい」 同期の言葉に納得 元花組トップ娘役が男役から転向を決意した理由

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部・瀬谷 宏

インタビュアー:竹山 マユミ

男役の殻を脱ぎ、学んだ「ヒロインとしての品格」

インタビュアーの竹山マユミさんと若葉ひろみさん【写真:くさかべまり】
インタビュアーの竹山マユミさんと若葉ひろみさん【写真:くさかべまり】

 娘役への転向後、アクセサリーから髪型まで「女性としての表現」を一から学び直した若葉さん。そこには、技術以上に大切な「ヒロインとしての品格」を学ぶ日々がありました。

竹山:転向直後は、男役時代の癖が抜けなくて苦労されたというエピソードも伺いました。

若葉:本当にそうなんです! 私はせっかちな性格で、あるとき、トップスターの松あきらさんと舞台でふたりきりで立っていた際、ポロッと「腹減った」って漏らしてしまって(笑)。松さんも「今度の相手役は『腹減った』って言ったわよ!」って驚かれていました。

竹山:想像するだけでチャーミングですが、当時は大変な教育的指導が入ったのでしょうね(笑)。

若葉:はい(笑)。でも、そこからが本当の勉強でした。松さんからは「ネックレスが曲がっているわよ」といった身だしなみや、立ち居振る舞いを含め、多くのことを教わりました。「ファンの方が見ている、お人が見ているのよ。あなただけのことじゃないのよ」と。夢を見ていただいている以上、心からその振る舞いができるようになること。それが「人を思いやる」ということに繋がるのだと学びました。

(第2回に続く)

(協力:ジェンヌプロジェクト)

◇若葉ひろみ(わかば・ひろみ)
大阪府出身。1975年、宝塚歌劇団61期生として入団。1981年、花組トップ娘役に就任し、松あきら、順みつき、高汐巴の相手役を務める。代表作に「夜明けの序曲」(川上貞奴=芸術祭大賞受賞)、「琥珀色の雨に濡れて」(シャロン)、「愛あれば命は永遠に」(ジョセフィーヌ)などがある。1985年の退団後は舞台を中心にライブ等で活動するほか、演劇WS「シーンクラス」を開催するなど独自に活動。2026年「輝け!しながわジェンヌ」では演出も手がけた。

◇出演情報
ライブ「Fleur de neige」
【日時】3月7日(土)午後2時/午後6時
【会場】シャンソニエ蛙たち(東京都中央区銀座7-2先 コリドー街 2階)
【出演】若葉ひろみ、紫とも、かとりしんいち/ピアノ 佐竹千絵
【金額】6000円(ドリンク別途)
【お問い合わせ・ご予約】03-3571-4417(蛙たち)

うりいろ劇団特別公演「かわごえジェンヌ」
【日時】3月21日(土)午後2時/午後6時、3月22日(日)正午/午後4時
【会場】川越市やまぶき会館(埼玉県川越市郭町1-18-1)
【出演】元宝塚歌劇団 涼麻とも、紫月音寧、澤佳津伎 ほか
【金額】3700円(全席自由)
【構成・演出】石川裕梨(元宝塚歌劇団)
【監修】若葉ひろみ
【協力】ジェンヌプロジェクト
【ご予約】080-7485-9721/uriirogekidan@gmail.com

(Hint-Pot編集部・瀬谷 宏)

(インタビュアー:竹山 マユミ)

竹山 マユミ(たけやま・まゆみ)

明治大学卒業。広島テレビ放送のアナウンサーを経てフリーアナ、DJとして各テレビ局やラジオ局で番組を担当。コーピングインスティテュート コーピング認定コーチ。宝塚歌劇団は生まれる前から観劇するほどの大ファン。