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アイドルに“ガチ恋”していた女性が“ホストクラブ依存”に 月130万円を貢いで求めるものとは 「彼にとって一番の姫になりたい」
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「お金を払えば、夢が買える場所」
「最初は、私の好きなアイドルに似ているホストがいるから行ってみない? と誘われたのが始まり。実際に行ってみたらそっくりってわけじゃないけど、それなりに似ていて(笑)。でも話をしているうちに、ホストの彼が段々と私の好きなアイドルに見えてきちゃったんですよ(笑)。マジうけますよね!」
最近のホストたちの傾向を見ると、確かにひと昔前の「盛り髪! スーツ! ギラギラ!」といったイメージよりだいぶナチュラルになっているように感じる。彼女の言うように某アイドルたちのような風貌だ。
「ホストの中にもアイドルファンがいて、そういう人たちは整形だったり髪型だったりで好きなアイドルに自分を寄せていくんですよ。だからそのホストに会いに来る姫(=客)も元々そのアイドルのファンという子が増える。“アイドルファン”って結局、好きなものにお金を使うことに何の抵抗もないんですよね」
なるほど、会えるアイドルというわけか。お金を払えば、ホスト達は一体どこまで姫に尽くしてくれるのか……。
「お金さえ払えば、そりゃ身体の関係にも人によってはいけると思いますよ。車を持ってるホストなら送り迎えしてくれたりもするし、店休でも遊んだりできるし……。やってることは彼氏かも(笑)」
彼らはお金さえ払ってくれれば“お姫さま”のように女性を扱う。客のことをだてに“姫”と呼んでいるわけではないのだ。気付けば、週に最低でも2回、月に100万円近くも使うようになっていたKさん。ついには、上京後にコツコツ貯めていたお金も底をつき、親からの仕送りもホストクラブでの飲み代に使い切ってしまうため、家賃を支払うのさえ難しくなっていった。
「お金を払わなくても、その子からお金が生まれる匂いがすれば“姫扱い”してくれます(笑)」
とKさんは言った。「お金が生まれる匂い」とは……?
「稼げる仕事を紹介されて」
きゅるんっとした丸い目、ロリ好きの男性からの支持率が高そうな容姿をしたKさんの職業はソープ嬢だ。
「実は、最初の“担当”だったホストに紹介された職場なんです。初めはガールズバー、次にキャバクラ、ラウンジもやりました。でも私には何か合わなくて。稼ぎもそんなによくなかったし。そんな時にホストが紹介してきたのがソープでした。『俺も行くから』とか言って一度も来ませんでしたけど(笑)」
「お金が生まれる匂い」とは、すなわちその子のルックスから想像しうる、風俗業界での“市場価値”というわけだ。ホストたちは“姫”の価値を瞬間的に見分け、価値が高いと感じたら“姫”を自分の手の中におさめようと努力する。Kさんはホストの読み通り、今では月約130万円を稼ぎ出しているという。
金を貢がされたり、ソープで働かされたり、そこまでしてホストたちに夢中になる理由は何なのだろう……?