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米ロサンゼルスでも一斉休校 オンラインでの自宅学習や給食の無料配布も 非常事態に感じた日本の良さ
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3、給食の内容について~日本の食育の深さに改めて気付かされた
給食を受け取り、学校から帰った3人。「さて、いただきましょう」と開けた袋から出てきたものにしばし言葉を失います。「朝食と昼食が入っている」と伝えられた袋の中身を出してみると、そこにはドーナツ、ミルク、トルティーヤチップスにチーズディップ、リンゴジュースとチョコチップクッキー。
「これは、おやつだね」と5歳の娘が発した言葉に、ようやく、我に返る母。給食には温かいソーセージマフィンと野菜スティックと果物の日もあり、もちろん無料で配布されるありがたさはありますが、子どもたちの身体を作り上げていく大切な時期の食事であることを考えると、日本の給食で育った私はアメリカでの現状に少し悲しさを感じました。
と同時に、私を育ててくれた日本の給食、お弁当のありがたさ、そして今の自分の心と身体を作る日本の食育の深さを思いました。「食べられるだけでありがたい」という思いは変わりませんが、小さな頃からの食事環境や食べ物を通しての愛情を当然のように受けていたことに、改めて気がついた今回のアメリカの学校給食でした。
先の見えぬ不安を伝えるニュースが多い中、今を生きることへ全力を尽くす動物や子どもたちの姿を見て、本当に大切なものや思いを身をもって感じている今日この頃です。
次回は、「我が家流ホームスクールで私が子どもたちに伝えたいこと」について、綴りたいと思います。
(小田島 勢子)