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注目度がますます高まる「納豆」 さらなるパワーアップへ「ちょい足し」したい発酵食品は?

公開日:  /  更新日:

著者:池田 由美

漬物ならキムチやメンマ、ぬか漬け 塩辛やチーズも好相性

キムチ納豆(写真はイメージ)【写真:写真AC】
キムチ納豆(写真はイメージ)【写真:写真AC】

○細かく刻んだ漬け物をプラス
 キムチなど、白菜漬けは乳酸菌が含まれています。腸内環境が整い免疫力アップが期待できそうですね。マチクのタケノコを乳酸発酵させたメンマも食物繊維が豊富です。ぬか漬けも良さそうです。ぬか床には水溶性のビタミンB1が多いと言われ、B1は糖質代謝を助ける働きもあります。抗酸化作用を持つとされるビタミンEやフィチン酸も含まれており、漬けた野菜に栄養分が浸透します。ぬか漬けでよく使われるキュウリは水分が多く、利尿効果がありエネルギー(カロリー)も低い野菜。納豆にプラスすると食感も変わり、いつもとは違う風味で楽しめそうです。ただし、漬け物からの塩分の摂りすぎに注意しましょう。

イカの塩辛(写真はイメージ)【写真:写真AC】
イカの塩辛(写真はイメージ)【写真:写真AC】

○酒のつまみとしてもなじみあるもの
 塩辛は、微生物ではなくイカの筋肉にある酵素がたんぱく質を分解して作られているものです。最も注目されるのは、イカに含まれるアミノ酸の一種のタウリン。血液中のコレステロールや中性脂肪を減らしたり、血圧を正しく保ち、高い血圧を下げたりします。また、肝臓の解毒能力を強化し、二日酔いの予防としても知られています。また、美肌で気になるコラ-ゲンや口内炎予防などのビタミンB群も豊富です。ただし、こちらも塩分の摂取しすぎに注意しましょう。

 ナチュラルチーズも発酵食品で、納豆との相性は良さそうです。パルメザンチーズ(粉チーズ)を納豆にプラスすると、カルシウムやたんぱく質を摂取しやすくなると言えます。チーズの種類によっては、脂質が多く、エネルギーが高いものもあるので、エネルギー(カロリー)などを気にする人には不向きかもしれません。

 この他、同じ発酵食品で腸内環境を整えるものとしてよく知られる食材に、ヨーグルトがありますね。納豆と組み合わせたら、“最強”になりそうですが……。納豆と混ぜて食べるには少し抵抗を感じる人が多いと思います。ヨーグルトは、納豆ごはんを食べた後に、デザートとして食べてみてはいかがでしょうか。

(池田 由美)