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仕事・人生

「まだ死にたくない」 26歳で希少がんを発症 18時間の大手術を受けた男性を襲ったさらなる試練

公開日:  /  更新日:

著者:古川 諭香

奪われた「当たり前の日常」と募る未来への不安

 現在、星川さんは肺や背骨への転移に対する抗がん剤治療を受けており、2026年9月に7クール目を終えました。今後はCT検査の結果を踏まえ、慎重に次の治療方針を決めていく予定だといいます。

 病気になってから、星川さんの日常は大きく変わりました。とくに苦しさを感じるのは、顔面神経麻痺による見た目の変化です。人の視線が気になり、外出することに抵抗を感じるようになりました。

右頬には残っていた輪郭の腫れは徐々に引いていっている【写真提供:星川翔(@gankaiwai112)さん】
右頬には残っていた輪郭の腫れは徐々に引いていっている【写真提供:星川翔(@gankaiwai112)さん】

「右目が完全に閉じられず、乾燥や見えにくさがあります。右側の口角は上がりにくく、舌の右側には麻痺があり、飲み込みにくさも感じます。食事がしにくくなり、以前のように好きなものを自由に食べることが難しくなりました」

 さらに、背骨への転移による骨折の影響で、長時間座っていると疲れてしまったり、体を動かすことが負担になったりするなど、行動にも制限が現れています。

「今は休職中です。当たり前にできていたことができなくなり、もどかしさを感じています。体の不自由さだけでなく、仕事や結婚など、将来の生活がどうなるのかわからず、つらいです」

 しかし、星川さんには過酷な闘病生活を乗り切る原動力になっている夢があります。後編では星川さんの夢や、若くしてがんを経験したからこそ得た気づきなどをお伝えします。

(古川 諭香)