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からだ・美容

銀座のクラブホステスの嘆き 同僚は生き残りをかけパパ活市場へ 「女の子たちのお金へのアグレッシブさはすさまじい」

公開日:  /  更新日:

著者:Ryo

「私にできることはこの仕事しかなかった」 職歴がなく20代後半を迎えて…

 Rさんが夜の世界に足を踏み入れたのは3年前のこと。高校卒業とともに上京し、すぐに芸能事務所に所属。芸能人としての日々を送ったが、華々しい結果は出せず。芸能界という荒波にもまれ、この業界から離れたいと思った矢先に友人に紹介されたのが、ラウンジ嬢という水商売の世界だった。しかし……。

「26歳になった時に、ラウンジの出勤日数が削られ始めました。ラウンジは基本的には20代前半の女の子たちがお金を稼ぐ場所。私は年齢的にも厳しいラインまで来ていたんです」

 もちろん店舗にもよるが、ラウンジの平均年齢は20~23歳。それ以上の年齢になると相当な童顔か、多額のお金を使ってくれる顧客、いわゆる“太客”を抱えていない限り、自分のいたポストは若い女性に奪われていく。Rさんにもそうした運命は着実にやってきていた。

「“昼職”をやろう……と思ったこともありました。でも、私にはそのスキルが何もありません。ちゃんとした職歴もないまま、年齢は20代後半に差しかかってしまいました。こんな私を雇ってくれるところなんて見つからないと思います」

 Rさんは水商売から足を洗うことは諦め、働く女性の年齢層が高い銀座に職場を移動することにしたという。

「お給料もラウンジよりはいいし、ヘアセットとかは確かに面倒くさいけど、生活費のためにはしょうがないことだと思って働いていました」

「もう無理かもしれない…」 2月から売り上げにかげり 明日の生活もままならない

 新たな場所で、ようやく自分のポジションを築きつつあったRさんに降りかかってきたのが“新型コロナ禍”だった。東京都が夜の繁華街への出入りを控えるよう呼びかけたことを受けて、主に歌舞伎町や銀座のほとんどの店が休業を強いられることとなった。それはRさんの店も例外ではなかった。

「元々、中国からのお客様も多い店舗だったので、2月頃からかげりは見えていました。出勤調整もされ始めて……。正直3月の生活費すらままならない状態だったんです。水商売をしている女の子のほとんどは貯金のない子たちばかり。私だけじゃないと分かっていても、切羽詰まって同伴などの取り合いになっていましたね」

 すでに切羽詰まった状態から、さらに出された「緊急事態宣言」。彼女の焦りはピークに達してしまった。

「もう無理だと思いました。確かに新しいことに挑戦したり勉強したりしてこなかった自分の責任だと思うけど、もう少し救いが欲しかった。急に明日の生活すらできるか分からなくなる。そんな不安が毎日続いています」