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渡し箸、ちぎり箸、逆さ箸… いくつ答えられますか? やってはいけない10の「お箸使い」をおさらい【大人の家庭科2】

公開日:  /  更新日:

著者:池田 由美

簡単にできるお箸トレーニング 1本を上げ下げするだけ!

正しくお箸を持ちたい(写真はイメージ)【写真:写真AC】
正しくお箸を持ちたい(写真はイメージ)【写真:写真AC】

 また、お箸を正しく持つことができないために、2本の箸を揃えて手をグーにして持つ所作を「握り箸」といい、マナー違反です。握り箸は「相手を攻撃する」という意味もあるため、一緒に食事をする相手に悪い印象を与えてしまうこともあります。また、真ん中でお箸が交差してしまう「クロス箸」も小さいものが掴みにくいです。

 お箸が上手に持てないという人は、ぜひこの機会に次の動きの練習をしてみましょう。お箸1本を使って、上げ下げするだけです。基本的にお箸は上の1本しか動かさないので、この動きができるようになると、正しいお箸の持ち方ができるようになるはずです。

お箸1本を持ち動かす【写真:Hint-Pot編集部】
お箸1本を持ち動かす【写真:Hint-Pot編集部】

1、お箸1本を鉛筆を持つように人差し指と親指で挟み、中指を添える
2、人差し指で箸を下げていく
3、今度は中指で箸を上げる(2~繰り返す)

(池田 由美)

池田 由美(いけだ・ゆみ)

栄養士、家庭科教諭、和漢薬膳食医。27年間、公立高校の教諭として教鞭を執る。2018年に独立。現在は宮城県で非常勤講師として家庭科を教える傍ら、衣食住に関する暮らしのコツや薬膳の知恵などを伝える活動をしている。