料理・グルメ

今さらですが「国産牛」と「和牛」って違うの? 牛肉がおいしくなる3つの下ごしらえも解説【大人の家庭科4】

著者:池田 由美

タグ:

意外と知らない? 牛肉をおいしくいただく秘密を解説(写真はイメージ)【写真:写真AC】
意外と知らない? 牛肉をおいしくいただく秘密を解説(写真はイメージ)【写真:写真AC】

 スーパーなどの店頭の売り場で部位以外に気になるのが、産地。オーストラリア産、アメリカ産などの外国産牛をはじめ、よく見かけるのは「国産牛」という表示です。文字通り、日本で生まれ育った牛というイメージを持ちますが、実際はどうなのでしょうか? 和牛と国産牛って違うの? 8月29日の「焼肉の日」を前に、「大人の家庭科4」は牛肉の豆知識についてチェック。家庭科教員の池田由美さんが解説します。

 ◇ ◇ ◇

日本でなく、海外で生まれても「国産牛」?

 最初に問題です。「国産牛」とは一体何なのでしょうか?

 
【問題】
「国産牛」とは、日本国内で生まれ育った牛の肉を意味する
○か×か?

 国産牛とは、和牛以外の日本国内で「飼育された」牛のことを言います。牛肉の原産地は、品種に関係なく、その牛が飼育された期間の最も長い場所となります。つまり、海外の品種であっても、飼育期間が一番長いのが日本であれば「国産牛」になります。

 例えば、オーストラリアで生まれ育った牛が日本に輸入され、その後オーストラリアで育った年月よりも日本で飼育された期間が長くなれば、「オーストラリア産」ではなく「国産牛」と表示されます。

 
【答え】
×

 
 ちなみに「国産牛」と「和牛」は同じと思っている人もいるかもしれませんが、イコールではありません。「和牛」は、日本在来の牛をもとに、日本国外の品種の牛と交配して作られた日本生まれ・日本育ちの品種のこと。昔から日本で改良が続けられてきた、日本特有の牛が「和牛」と言われます。日本人好みの、霜降りのやわらかいお肉が特徴です。

「和牛」には「黒毛和種」「褐毛(あかげ)和種」「日本短角種」「無角和種」の4種類ありますが、約90%が黒毛和種となります。松阪牛、神戸牛、米沢牛、近江牛、常陸牛などが有名です。近年では、外国産の「WAGYU」が存在感を増していますが、昔から改良が続けられた「和牛」を大切にしたいですね。