レモンとパセリが決め手　レストラン級のおいしさ！

　2つ目のレシピは、豚ロース肉を使った日本風の「ピカタ」です。イタリア料理のピカタは子牛の肉をバターでソテーしたものを指しますが、日本でピカタはなぜか“卵液を絡ませて焼いたもの”を指します。卵を絡めることで豚肉の旨味が閉じ込められ、おいしさがアップ！　明太子パスタやナポリタンとともに、我が家では「3大日本流イタリアン」と呼んでいます。

○豚ロース肉の日本風ピカタ

【材料】（4人前）
豚ロース肉　　　4枚（1枚120g程度のもの）
卵　　　　　　　2個
小麦粉　　　　　大さじ5
粉チーズ　　　　大さじ2
生クリーム　　　大さじ2
パセリ　　　　　大さじ2（みじん切りにしたもの）
塩　　　　　　　2つまみ
黒コショウ　　　適宜
レモン　　　　　4枚（輪切りにしたもの）
オリーブオイル　50ml

【作り方】
1、豚ロース肉をまな板に並べてミートテンダーですじを切り、やわらかくしておく。ミートテンダーがない場合は包丁の背でよく叩くか、とがったフォークで全体を刺す
2、豚ロースの上から塩を1つまみと黒コショウ少々を振る。肉をひっくり返し、同様にして下味を付ける
3、ボウルに卵、粉チーズ、生クリーム、パセリを入れてよく混ぜ合わせて卵液を作る
4、豚ロースの全面に小麦粉を薄くまぶす
5、オリーブオイルを引き中火で熱したフライパンに、小麦粉をまぶした豚ロースを3の卵液にくぐらせてから並べる。残った卵液は、並べた豚ロースの上に回しかける
6、中火で3～4分ずつ両面を焼いたら、取り出して盛り付ける（添えるものはお好みで。今回はホウレン草のバターソテーとプチトマト）
7、最後にレモンの輪切りを添える。食べる際にレモンをたっぷり絞るとおいしい

（和栗 恵）