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監督って具体的に何をしているの? “今さら聞けない”日本プロ野球の基礎知識

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

野球の面白さって何? “今さら聞けない基礎知識”をご紹介!(写真はイメージ)【写真:写真AC】
野球の面白さって何? “今さら聞けない基礎知識”をご紹介!(写真はイメージ)【写真:写真AC】

 日本でポピュラーなプロスポーツの1つに、毎年何かと盛り上がる野球があります。シーズン中、勝敗に一喜一憂する配偶者や同僚&上司を微笑ましく見ている人も多いでしょう。でも、興味がない場合は「そんなに面白い?」と不思議に思うことも。「普段は何とか話を合わせているが本当はよく分からない」「野球好きの友人や上司と仲良くなりたい」「珍プレー好プレーだけは好き」という人のため、野球専門サイトの編集長に“今さら聞けない基礎知識”を伺ってみました!

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勝敗に至るまでの技術向上を見る楽しみ

 野球といえば、ピッチャーが球を投げてバッターが打つスポーツ。1回ごとに攻守が逆転して、守る側になると選手の位置ごとに守るエリアがあって……というところまではかろうじて分かります。自分の地元を本拠地とするチームが勝利するとうれしいものですよね。でも、1試合をじっくり観戦するとなると話は別。どこをどう見れば楽しめるのか、長年素朴な疑問を抱いている人も少なくないでしょう。

 そこでご登場いただいたのは、野球専門サイト「Full-Count」編集長の楢崎豊さん。毎年数え切れないほどの試合を記事にしている野球ニュースのプロです。それではいきなりざっくりとお伺いしますが、野球って一体どこが面白いんですか?

「いろいろな見方があると思いますので、1つには絞り切れません(笑)。自分に置き換えてお話ししますと、僕は幼少期にゴムボールとプラスチックのバットを持って遊んでいました。打つ方では自分の打ったボールがどこまで飛んでいくのか、その飛距離が伸びれば伸びるほど、興奮して楽しかったです。投げる方では壁当て。自分が狙ったところに投げられたらうれしかったんですよ」

 楢崎さんは子どもの頃、「もっと飛ばせば公園の柵を越えそうだ」や「何球続けて真ん中に投げられるか」など、自分の技術を“磨く楽しみ”を覚えたそう。そして、これこそが自分にとっての原点だと語ります。

「プロ野球選手がこの1球を打つために、またこの1球を投げるためにどんな努力をしてきたのか、どんな道を歩んできたのか。その背景を知ることが面白いのです。野球のグラウンドには駆け引きやストーリー、選手の歩みがあり、ボールにも込められています。また『どうしてあんな打球が打てるの?』など、技術も進化しているんです。自分の場合は野球でしたが、これはサッカーでもテニスでも同じではないでしょうか」