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監督って具体的に何をしているの? “今さら聞けない”日本プロ野球の基礎知識
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プロ野球の監督って具体的に何をしているの?
平等なチャンスで優秀な選手を獲得し、入団後も引き続き育成。そして本番の試合へ。技術面を指導するコーチが重要だとは予測できるのですが、監督は具体的に何をしているのでしょう? 審判に猛烈抗議している姿などはすぐに浮かぶのですが……。
「監督の仕事は、試合のオーダー(先発選手や打順)を決めたり、勝つための全体像を見て選手を起用したりすることです。難しいもので、その起用1つで試合の中身が変わります。例えばピッチャー交代が遅れたせいで、次の打者にホームランを浴びて負けることも。また、調子のいい選手を初めて試合に出したら決勝打を打ってくれたなど、監督の判断で試合は大きく変わるんです」
それがいわゆる「采配」ですね。となると、監督によって采配の傾向や好みみたいなものがあるんですか?
「もちろんです。監督が変わると方針が変わるので、起用される選手や打順の並び方なども変わります。打てる選手を9人集めれば得点は増えますが、失点が防げません。逆に守れる選手を集めれば、点は入りにくいけど失点しないので負けない。このように、いろんな考えが采配から読み取れます」
選手の技術力に球団全体の運営、新人獲得のドラマ、監督の采配……勝敗以外にも見どころはたくさんあることが分かりました。ごひいきの球団を長年見続けると、さまざまな面で「成長」(時に退化?)を見つけられるようです。「監督がダメだ」「いやフロントだ」と口角泡を飛ばす野球ファンって、会社の経営手腕や方針に不満を口にする社員とやっぱり似ている気も。
日本プロ野球の基礎知識はまだまだ続きます。次回はかなり気になるお金&野球選手と女子アナの関係についても、下世話ながらも遠慮なく質問してみました。お楽しみに!
(Hint-Pot編集部)