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ウェブ会議の上座下座に、お辞儀ハンコ…「不要だと思うビジネスマナー」ランキング
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不要だと思うビジネスマナーランキングは納得の内容?
一方、不要だと思うビジネスマナーの有無を尋ねる設問では、「ある」が69.2%にのぼりました。年代別に見ると10~20代が67.6%、30代が69.5%、40代以上が69.8%と、年代による差はあまりありません。では、具体的にどのようなビジネスマナーが不要だと思われているのでしょうか。回答者の声とともにランキングを見てみましょう。
【不要だと思うビジネスマナー1位「名刺交換の所作」84人】
「名刺交換の時、上司が上にだすこと。立場の同じ人が譲り合いはじめて煩わしい」(20代・女性)
「名刺入れを持ちながら、両手で受け渡しお辞儀をする一連の流れが時間の無駄に感じる」(30代・女性)
「名刺の置き方。一言断って、さっさと名刺入れにしまってもいいと思う」(40代・男性)
わずかな時間ではありますが、譲り合う微妙な一瞬に「それ意味あるの……?」と思ってしまうこともありますよね。ただし近頃はコロナ禍の影響もあり、名刺交換の機会が減っている人も多いでしょう。またビデオ通話ミーティングでは交換の必要がないため、ストレスは軽減されているかもしれません。
【2位「上座・下座の席次ルール」56人】
「テレワークでの席次。ネット上でも上座、下座を気にするという風潮は理解できない」(30代・女性)
「エレベーター内の席次。エレベーターに乗るわずかな時間に立つ位置などの決め事は不要だと思う」(40代・男性)
「上座下座ではなく、会議資料などスクリーンに映し出すときに一番見やすい席をえらい人にするなど臨機応変に対応した方がいい」(50代・女性)
ネット上での上座と下座、都市伝説だと思っていた人も多いのでは? 実は昨年、ウェブ会議サービスの「Zoom」が参加者の表示順を変えられるなどの機能を追加しました。参加者が多い際は所属先により位置をまとめるなど役立ちそうですが、余計な気遣いをする必要が増えてしまったかもしれませんね。
【3位「言葉づかいや呼称のルール」55人】
「尊敬語や謙譲語を意識しながら、綺麗な文章を考えている時間がもったいない」(20代・女性)
「相手を呼ぶ際に、役職名をつけること。メール等を送る際に、いちいち『この人の今の役職は何だったかな』と調べるのが時間の無駄」(30代・男性)
「メールの挨拶文。用件のみ伝えた方が時短になり効率的」(40代・女性)
冒頭に所属企業と役職を記し、「お世話になっております」などから始まる日本のビジネスメール。一方で英語のビジネスメールでは、用件を簡潔に記すことが最重要となるためこの苦労があまり必要ありません。