インタビュー

【私の家族】演歌歌手・田川寿美が語る恋しい愛猫の思い出 「私の目をじーっと見て話を聞いてくれた」

著者:中野 裕子

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“哀愁演歌の女王”こと田川寿美さん【写真:荒川祐史】
“哀愁演歌の女王”こと田川寿美さん【写真:荒川祐史】

「女…ひとり旅」「女人高野」などをヒットさせ“哀愁演歌の女王”と呼ばれる演歌歌手・田川寿美さん。2020年秋にリリースした「楓」(日本コロムビア)も好評だが、歌はもとよりかわいらしい顔としっとりとした古風なイメージが魅力だ。そんな田川さんは大の猫好きという素顔を持つ。かつて一緒に暮らした猫の「ルー」くんとは性格が良く似ていて、相性はバッチリだったとか。田川さんに詳しい話を聞いた。

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10匹の猫と2匹の犬 動物に囲まれた幼少期

 子どもの頃から猫がいる生活で、猫が大好きでした。両親が動物好きで、父は和歌山で建築会社を経営していたのですがブリーダーもしていたみたいで、庭には2階建ての大きな猫小屋があったんです。ヒマラヤン、チンチラペルシャ、シャム……多い時は10匹くらい同時に飼っていましたね。

 私は学校から帰ると、まず猫小屋を覗いて「ただいま!」と挨拶をして、犬も2匹飼っていたので次にその2匹を連れて散歩に行く、そんな子ども時代でした。ある日、チンチラペルシャの出産シーンを目撃してしまい幼心に衝撃を受けた、なんてこともありました(笑)。

 14歳でスカウトされ、中学を卒業後は歌手になるために単身上京しました。高校1年でデビューして忙しくさせていただいたのですが、「やっぱり動物と暮らしたい。毎日散歩が必要な犬は難しいから、猫と一緒に暮らしたい」と思っていました。20歳の頃、兄が上京してきて2人で住むことになり、「地方へ行っている間はお世話をお願いできる!」と思い、夢見た猫のいる暮らしをようやく叶えることができました。

 その頃、友達の友達が動物病院を経営していて、その方にすすめられたのが、アメリカンショートヘアの男の子「ルー」でした。名前を考えていた時にたまたま好きなカレーライスを食べていたので、「ルーってかわいいな」と思って(笑)。

“ルーたん”はうちに迎えたばかりの頃、まだ生後2か月。ちっちゃかったのに、去勢をしたら食欲旺盛になってどんどん大きくなり8キロくらいに……。骨がしっかりしていたのもありますけど、太りすぎないよう気を付けていました。