からだ・美容
血管の異常増殖がシミの原因に 皮膚科医が教える新たな知見と対策
公開日: / 更新日:
教えてくれた人:日比野 佐和子
コロナ禍のシミ対策…今年注目のスキンケアアイテム
1. 「オトギリソウエキス」配合の代表選手は人気ブランド
日比野先生の解説にもある「オトギリ草抽出液」が使われている美白美容液に「HAKU」があります。最先端のシミ予防研究に基づき“全方向から効かせる”がコンセプト。メラニンの生成を抑制する「4MSK(4-メトキシサリチル酸カリウム塩)」と「m-トラネキサム酸(トラネキサム酸)」という2種類の美白有効成分が”シミのもとの無限ループ”にアプローチします。今年4月にリニューアルし、パワーアップして新発売されたのも話題に。
2. 酸化やメラニン色素生成を抑制 Wの効果が期待できる美白美容液
美白美容液GLORIE「ホワイトニングセラム」は、抗炎症作用が期待できる松の抽出エキス「フラバンジェノール」を含んでいます。酸化を抑制して肌にハリ・ツヤ透明感を与え、キメを整えてくれる他、もう一つの成分「アルブチン」がこれからできてしまうメラニン色素の生成を抑制してくれるというダブルの働きが期待できるそう。
3. これからのダメージも今までのダメージもケアしてくれる日焼け止め
日焼け止めを塗っている間も保湿し、シミ・シワへの影響を最低限にとどめてくれる日焼け止め。UVカット成分を含んだ膜が日中の表情の動きに合わせて崩れずに伸縮してくれるという画期的な仕様です。シワ改善と美白の両方からアプローチしてくれるWナイアシンと、紫外線をカットしながら潤いと透明感のある肌をサポートしてくれる桑エキス、アシタバエキスを配合した複合保湿成分配合。日焼け止めにありがちな突っ張り感がなく、お肌のストレスを軽減してくれます。
シミが出やすくなってしまうコロナ禍。夏に向けてより根本的な原因にアプローチするシミケアに取り組んでみてはいかがでしょうか?
参考:資生堂 シミ予防研究(https://www.shiseido.co.jp/haku/laboratory/?rt_pr=tri57)
(笹山 真琴)
日比野 佐和子(ひびの・さわこ)
医療法人社団康梓会 Y’sサイエンスクリニック広尾統括院長、大阪大学大学院医学系研究科臨床遺伝子治療学特任准教授、医学博士。内科医、皮膚科医、眼科医、アンチエイジングドクター(日本抗加齢医学会専門医)。同志社大学アンチエイジングリサーチセンター講師、森ノ宮医療大学保健医療学部准教授、(財)ルイ・パストゥール医学研究センター基礎研究部アンチエイジング医科学研究室室長などを歴任。中医学、ホルモン療法、プラセンタ療法、植物療法(フィトテラピー)、アフェレーシス療法(血液浄化療法)などを専門とする。アンチエイジングの第一人者として国際的に活躍するほか、テレビや雑誌などにも数多く出演。