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結婚式費用がコロナ禍で浮いた…代わりに何を買った? 外出自粛の影響が如実に
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コロナ禍が始まってから結婚したカップルは、式ができなかったり新婚旅行に行けなかったりと、従来とは異なるスタイルを強いられたのではないでしょうか。それでもやはり、人生の一大イベントとして素晴らしい思い出を作りたいもの。式や新婚旅行にお金を使わなかった分、別のところに使った人たちも多かったようです。
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結婚式や新婚旅行の「コト消費」はやはり縮小
株式会社ネクストレベルが運営する縁結び大学は2021年5月、「結婚にまつわるお金の使い方」に関する調査を実施しました。対象は2017~2019年に結婚(19年以前)した98人と2020~2021年(20年以降)に結婚した90人です。
まず、結婚に関して一番多くお金を費やしたものについて尋ねる設問では、19年以前の人も20年以降の人も1位は「結婚式」。ただし、前者は48.0%、後者は33.3%とその割合に差が見られました。また、「結婚式」「新婚旅行」「フォトウェディング」の3つを差す「コト消費」の割合も異なっています。
【コト消費の対比:2019年以前→2020年以降】
「結婚式」(48.0%→33.3%)
「新婚旅行」(10.2%→5.6%)
「フォトウェディング」(9.2%→4.4%)
この結果はやはり、新型コロナウイルス感染症拡大の影響があるでしょう。20年以降の人たちは、人との接触を避けたり外出や移動を控えたりしたようです。また、式自体を執り行わなかったり規模を縮小したりというケースもあったと考えられます。
逆に、結婚式や新婚旅行などの“コト”にお金を使えなかった分、結婚指輪や家具・家電など、モノとして形に残るものや、今後の生活で使用するものにお金をかけたという人が多かったようです。特に結婚指輪の割合が大幅に増加しています。
【モノ消費の対比:2019年以前→2020年以降】
「家具・家電など」(22.3%→28.9%)
「婚約指輪」(4.1%→7.8%)
「結婚指輪」(3.1%→17.8%)
「その他」(3.1%→2.2%)