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ポーランドの“餃子”ことピエロギを自宅で調理! 日本にある素材を使った簡単レシピ
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まるで餃子のような見た目がどこか馴染み深さを感じさせるポーランドの国民食「ピエロギ(Pierogi)」。米国生まれのメンバーシップ制ウェアハウス・クラブ「コストコ」で冷凍品が販売されるなど、日本でもじわじわと存在感を増しています。その特徴は、何と言ってもモチモチとした厚みのある皮。そのほっこり感も味わいの1つです。そこで今回は、日本にある素材を使って簡単に作れるレシピをお届け! 皮作りは少々手間ですが、絶品のピエロギが味わえますよ。
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モチモチとした手作りの皮とマッシュポテト&チーズが絶品
ピエロギは旧ポーランド領(現在のウクライナ)で食べられていた郷土料理で、13世紀にポーランド本国へレシピが持ち込まれたと言われています。17世紀に記された料理本には、刻んだ腎臓や脂身、野菜、ナツメグなどを詰めたと記されており、現在も豚や牛、鶏、ラムといったさまざまな肉入りピエロギが作られているそうです。
ポピュラーなものはマッシュポテトとチーズを入れた「ピエロギ・ルスキェ」。茹でたり揚げたりすることで中に入れたチーズがマッシュポテトとからみ、モチモチの皮との相性も抜群です。
食べる時はオリーブオイルに少量のしょうゆを混ぜてかけるとおいしいですよ。本場ポーランドでは、玉ネギを茶色くなるまで1時間ほどバターやオリーブオイルで炒め、塩で味付けたものをかけていただくことが多いようです。時間に余裕がある日は、そちらもぜひ試してみてください。
◯ピエロギ・ルスキェ
【材料】(12~13個分)
<生地(皮)>
小麦粉 200g
卵(Mサイズ) 1個
水 40~50ml
オリーブオイル 大さじ3
塩 ひとつまみ
<具材>
マッシュポテトの素 50g
牛乳 200ml
シュレッドチーズ 50g
塩 小さじ1
お好みの香辛料(コショウ、ハーブなど) 適宜
エクストラバージンオリーブオイル 適宜
塩 適宜
イタリアンパセリ 少々
【作り方】
1. ボウルに小麦粉を入れ、卵、水、オリーブオイル、塩を加えてひと固まりになるまでよく混ぜ合わせる(気温・湿度によって水分量が変わるため、水は少しずつ入れて調整する)
2. まとまったらまな板の上に取り出し、生地が滑らかになるまで10~15分ほどこねる
3. こねあがった生地をボウルに戻し、ラップをかけて冷暗所で1時間ほど寝かせる
4. 生地を寝かせている間に具を作る。牛乳を耐熱ボウルに入れ電子レンジで温め、マッシュポテトの素を入れてよく混ぜ合わせる
5. マッシュポテトが温かいうちにシュレッドチーズ、塩、香辛料を加え、よく混ぜる
6. 生地をまな板に取り出し、棒状にして12~13等分(1つあたり25g程度)に切り分け、1つずつ手で丸める
7. 綿棒で10cm程度の円形に伸ばす
8. 皮の中央に具を置き、皮を半分に折って端からフォークでしっかりと押さえてとめる。皮と具の間に隙間ができないよう、ピッタリと包む
9. すべて包み終わったら沸かした湯に入れ、4~5個ずつ茹でる。上下を時々ひっくり返し、上に浮かんできたら茹で上がり
10. 皿に盛ってオリーブオイルと塩をふり、イタリアンパセリを散らして完成
※上手に茹でるポイントは皮をしっかり閉じておくこと。茹で汁が中に入ってしまうとマッシュポテトが水っぽくなってしまうので注意。