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忙しいアピールが…婚活アプリで詐欺未遂に遭った女性 違和感を抱いたポイント6つ

公開日:  /  更新日:

著者:五十嵐 べる

空港から突然の「SOS」 航空券代を立て替えてほしいと連絡が

「もう大丈夫です」と、あんなに怒っていた彼から返事が来たので、私もとりあえず返信。すると、同6時30分頃に羽田空港から“SOSメッセージ”が届きました。沖縄行きの最終便に搭乗する予定が財布を忘れたため、「コンビニで立て替えてもらえないか」と言うのです。

 事前に往復チケットを手配してないなんてあり得ないし、そもそもカードもなくて出張先で何ができる? 「あとでお礼をします」と言ってきましたが、食事すら割り勘なのにお礼なんて期待できません。

 ところがさらに、「コンビニ払いしてくれると間に合うらしい」と沖縄便(片道)予約番号のスクリーンショットが送られてきました。「軍の仕事」だから、その日のうちに行かないとヤバイと続ける男性。

 航空会社に問い合わせてみると予約は存在していて、片道の料金は6万4000円。コンビニから振り込むと航空券が発券されるので、それをキャンセルして換金するのだと分かりました。変な言いがかりをつけて3回目のデートをドタキャンしたのは、これ以上出費しないための策だったのかもしれません。

 すかさず私は“バレてますよ”と言わんばかりに「じゃあ、(男性の)会社の先輩に聞いてみますね」と返したのですが、相手は動じません。

 そのままお願いを無視していたら、翌日早朝6時から「連絡がほしい」という内容のLINEが連打されていました。すかさず「昨日あのあと、会社でコロナ出ちゃって、私もホテルに監禁状態なんです」と返信。

 ところが、助けを求める連絡は昼になっても続き「クレジットカードの画像を送ってほしい」などと要求はエスカレートしてきます。私は「息が苦しくなって味覚が変……」と返し、フェードアウトしました。

 すると、午後3時過ぎに新型コロナ感染を心配するメッセージが届き、さらに同7時過ぎには「恋人候補として考えてましたが、非協力的なのでもう二度と連絡しません」と連絡が。私は「ありがとうございまーす!!」と心の中で喜びました。