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農家の嫁直伝 今、楽しみたい“秋採れ”「さやいんげん」の簡単おかずレシピ
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9月も下旬に入り、秋の訪れを感じつつある今日このごろ。ちょうど夏野菜との入れ替わりの時期なのかもしれません。「旬の終盤を迎える『さやいんげん』はおいしいですよ」と言うのは、バリキャリ女子だった東京の会社員から“脱サラ”し、4年前に茨城の兼業農家に嫁いだ農家の嫁“なっちゃん”こと、こばやしなつみさん。現在、年間40品種の野菜を育てる小さな農業に励むなっちゃんが、この時期においしい「さやいんげん」について2回にわたってお届けします。自身の経験と新鮮なものの見分け方の1回目に続き、2回目はおいしい食べ方について。子どもも食べやすい「さやいんげん」のおかずレシピを紹介します。
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多めに手に入ったら、まとめて冷凍しておくのもおすすめ
夏野菜の収穫最盛期は落ち着いてきましたが、我が家の畑では「さやいんげん」が食べ頃です。国産の「さやいんげん」がスーパーや直売所に多く出回る旬の時期は、初夏から秋にかけてです。お野菜は収穫がスタートする“旬の始まり”も良いですが、“旬の終盤”も逃さず味わってほしいです。今、この時期の“秋採れ”の「さやいんげん」は本当に美味。多めに手に入ったら、まとめて冷凍しておくのもオススメです。まずは下処理から。
○下処理
さやいんげんの下処理としては、ヘタの部分を切り落とすのみです。最近のさやいんげんはスジがない品種がほとんどのようです。スジの有無を確かめる方法は、ヘタをポキッと折ってみてください。ヘタにスジがついてくれば取り除いてください。板ずりはしなくても美味しく食べられると思います。
○保存方法
なるべくすぐに調理するのが良いのですが、保存する場合は、ポリ袋にいれて野菜室へ。3~4日は保存可能です。それ以上の保存期間になりそうであれば、冷凍保存もオススメです。下処理をしたさやいんげんを約1分ほど塩ゆでしたもの(固ゆで程度)を冷凍すると、味や食感も落ちにくいです。煮たり、炒めたりする料理にそのまま入れてもさやいんげんがクタクタになりすぎずに形もキレイに仕上がります。冷凍野菜は1か月を目安に食べ切ると良いでしょう。