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自宅で作れる! “半生”干し芋レシピ 農家が教えるサツマイモのタイプや形状とは
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干し芋に合うサツマイモは? 形状によって食感が異なる!
○干し芋作りに合うサツマイモ
蒸しやすい、小ぶりなものがおすすめです。我が家で作る品種は「紅はるか」。糖度が高く、ねっとりした食感に仕上がります。しかし、せっかく自分で作るなら、品種別に作って味比べをしても面白いと思います。
○干し芋の形状タイプ
干し芋は形状により食感が異なることも楽しく、作り甲斐につながります。3タイプを解説しましょう。
1. 平干しタイプ
薄く作れば作るほど硬めの食感に仕上がる。乾きやすい。ただし、本業の農家は専用スライサーなどを使って均一にカットしており、家庭で作る場合は少し難しい形状ともいえる。
2. 丸干しタイプ
丸のまま干すと、サツマイモの味と食感がともにしっかり残せて、食べ応えのある干し芋に。昔ながらのハード系干し芋の食感とは最も異なる形状。コツは細めのサツマイモを使用すること。一方で、乾燥に時間がかかるので最低1週間以上、長めに干した方が良い。
3. スティックタイプ
フライドポテトのような形状でつまみやすいサイズ。芋を縦方向に十字にカット。長めのサツマイモであれば、それらを2等分にカットすると良い。1つのサツマイモから4~8つのスティックを作ることができる。さらに細かくカットしていくとキューブ状に近い形に。ただしカットする回数が増えるため、手間も増す。
(こばやし なつみ)
こばやし なつみ
半農半フリーランスPRプランナー。2009年に大学卒業後、東京のPR会社に就職。PRプランナーとして勤務後、14年に独立。同年、茨城県・水戸の兼業農家へ嫁ぐ。16年9月に茨城県立農業大学校いばらき営農塾(野菜入門コース)を修了、同11月に第1子を出産。現在は少量多品種(年間約30~40種)の野菜を義両親と共に作り、販売する傍ら、平日は執筆、意識調査の設計・分析等の仕事もこなしている。