漫画
空にいるママへ 少年が花火とともに贈ったメッセージを描いた漫画に「涙が止まらない」
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夏の夜空を美しく彩る打ち上げ花火。ドーンという大きな音が聞こえるだけでワクワクしますが、一瞬で散ってしまう儚さも感じます。いつも空で見守ってくれている大切な人へ、大輪の花に思いを込めた少年。そのメッセージ花火を会場で見ていた人の心情を描いた漫画が、X(ツイッター)上で8万件を超える“いいね”を集めています。多くの人から「泣いた」という声も。作者の青木ぼんろ(@aobonro)さんに詳しいお話を伺いました。
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数年前の夏に起きた実体験を漫画化
会社員として働く傍ら、思わず共感してしまう日常の“あるある”を漫画に描き、Xで公開している青木さん。過去には傘の持ち方や置き配 などをテーマに、コミカルなタッチで注意喚起する作品が話題になりました。今回はいつものユニークな漫画とは少し違った、切なさを感じるテーマで多くの人の心を揺さぶっています。
数年前の夏、青木さんは男性3人で花火大会へ出かけました。きれいな打ち上げ花火を楽しんでいると、友人が思わず「本当は女の子もいたらな……」と本音をこぼし、しんみりとした空気に。そんな中で、メッセージ花火のプログラムがスタートしました。
大切な人へ伝えたい気持ちと一緒に打ち上げられる花火。「1歳の誕生日おめでとう 元気にすくすく育ってね!!」という、おじいちゃんとおばあちゃんから孫へ向けたメッセージが読み上げられると、大きな花火が咲き乱れました。青木さんと友人たちの間には、エモい雰囲気が漂います。
そんな青木さんたちの感情を大きく動かしたのが、ある少年からママへ贈った感謝のメッセージ花火でした。少年が紡いだ言葉に、友人は「花火ってさ 空からはどう見えるんだろう」とポツリ。夜空に舞い散る花火を下から見上げながら、青木さんたちは思わず涙してしまいます。
2つに分けて投稿された漫画は大きな反響を呼び、合計で8.6万件もの“いいね”が集まりました。リプライ(返信)には、「いい話や……」「泣けますね」「涙が止まらない」「シンプルにウルッときてしまった」「こういうのができる花火大会ずっと続いて欲しいですね」など、感動の声が続々と上がっています。