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サツマイモのおいしい食べ方 家庭でできる4つの加熱方法 どれが一番甘くなるか比較してみた

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

その1:電子レンジで加熱 糖度は19.5%に

 検証では、これら同じ糖度のサツマイモを4つの方法で加熱し、それぞれ糖度を計測していきます。加熱後のサツマイモの糖度計測は、次の手順で行いました。

【加熱後の計測方法】
1. 器に加熱したサツマイモを入れ、水を半分の割合で加える
2. 混ぜ合わせてペースト状にして測定した数値から、実際の糖度を算出する

濡らしたサツマイモをラップに包んで加熱する【写真:Hint-Pot編集部】
濡らしたサツマイモをラップに包んで加熱する【写真:Hint-Pot編集部】

 最初に検証するのは、電子レンジを使う方法です。濡らしたサツマイモをラップに包み、600Wで1分加熱、さらに200Wで8分加熱しました。高めのW数でサツマイモの温度を一気に上げ、その後、温度をキープしたまま低いW数で時間をかけて加熱します。

電子レンジで加熱したサツマイモの断面【写真:Hint-Pot編集部】
電子レンジで加熱したサツマイモの断面【写真:Hint-Pot編集部】

 調理時間は9分。短時間で火が通りました。手で割って断面を確認すると、色は白っぽく、空洞ができて少しパサついているように見えます。ひとくち食べてみたところ、栗のようなほくほく感はあるものの、しっとり感はなく、期待していたほどの甘みは感じられませんでした。糖度はどうなのでしょうか?

 完成したサツマイモをペースト状にし、糖度を計測・算出したところ、結果は19.5%。加熱前よりも9.5%アップしていました。

その2:オーブンレンジで加熱 糖度は24%に

濡らしたサツマイモをアルミホイルに包んで加熱する【写真:Hint-Pot編集部】
濡らしたサツマイモをアルミホイルに包んで加熱する【写真:Hint-Pot編集部】

 二つ目は、オーブンレンジで加熱する方法です。濡らしたサツマイモをアルミホイルに包み、予熱なしのオーブンに入れて160度で60分加熱します。

オーブンレンジで加熱したサツマイモの断面【写真:Hint-Pot編集部】
オーブンレンジで加熱したサツマイモの断面【写真:Hint-Pot編集部】

 調理時間は60分と長いものの、断面が黄色く色づき、電子レンジで加熱したときのような空洞はありません。食べてみると、驚くほどねっとり感があり、甘みも強く感じられます。お店で買う焼き芋のような甘みと食感です。

 ペースト状にして計測・算出してみたところ、結果は糖度24%。14%もアップしました。